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更新日:2025年3月19日

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富山県 News Release

急性出血性結膜炎に関する注意喚起について

発表日 2025年3月19日(水曜日)

令和7年第11週(3月10日~3月16日)において、県内の急性出血性結膜炎の定点医療機関あたりの患者報告数が1.00人となり、「警報レベル」の開始基準値1.0人に達しました

感染予防及び感染拡大防止のため注意喚起します。

1.県内の発生状況

(1)定点医療機関あたりの患者報告数(感染症発生動向調査、眼科定点)

7週

2月10日~2月16日

8週

2月17日~2月23日

9週

2月24日~3月2日

10週

3月3日~3月9日

11週

3月10日~3月16日

富山県 0.43 0.57 0.29 0.29 1.00
全国 0.03 0.03 0.04 0.04 (3月25日公表予定)

眼科定点医療機関数:富山県7医療機関、全国:約700医療機関

(2)厚生センター・保健所管内別定点医療機関あたり患者報告数(令和7年第11週)

新川 中部 高岡 砺波 富山市
0.00 0.00 0.00 7.00 0.00

参考

国立感染症研究所は、急性出血性結膜炎の流行状況の指標として、下記のとおり、全国共通の基準値を設定しています。

警報→大きな流行が発生または継続しつつあることが疑われる

 開始基準値:1週間の定点医療機関当たり急性出血性結膜炎患者報告数が1.0人以上

 終息基準値:1週間の定点医療機関当たり急性出血性結膜炎患者報告数が0.1人未満

(参考)富山県/警報、注意報の基準値等(感染症発生動向調査)https://www.pref.toyama.jp/1279/kansen/ref.html

2.急性出血性結膜炎とは

急性出血性結膜炎は、エンテロウイルス70及びコクサッキーウイルスA24変異株によって引き起こされる激しい出血症状を伴う結膜炎です。

ウイルスが付着した手で目に触れること、ウイルスで汚染されたタオルや洗面器などに触れることなどで感染します。

1日間の潜伏期の後、強い目の痛み、異物感で始まり、結膜の充血や出血を伴うことが多く、他に、まぶたが腫れたり、目やに、目のむくみ、目の表面の濁りがでることがあります。通常、約1週間で自然と治りますが、6~12か月後に手足の運動麻痺が起こることがあります。

3.予防のポイント

  • エンテロウイルス70及びコクサッキーウイルスA24変異株は、アルコール消毒が効きにくいとされています。
  • 目をさわる前後には、石けんと流水で手を洗いましょう。
  • タオル等の消毒には、希釈した塩素系漂白剤や熱湯を用いましょう。
  • タオル、枕など、目やにや涙で汚れそうな物の共用は避けるようにしましょう。

 

(※)報道機関の皆様には、県民の方々に対し、感染症予防のため、注意喚起に格段のご協力をお願いいたします。

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

厚生部 健康対策室感染症対策課

076-444-8921

森安、竹内

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