更新日:2025年1月27日

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富山県 News Release

食中毒の発生について

発表日 2025年1月27日(月曜日)

氷見市内の飲食店を原因施設とする食中毒が発生しました。

高岡厚生センター氷見支所が調査したところ、患者らは1月24日(金曜日)に氷見市内の飲食店を利用しており、当該施設で提供された食事を喫食した利用客のうち3グループ21名が食中毒様症状を呈していることが判明しました。

1.探知

令和7年1月26日(日曜日)午前9時10分頃、氷見市民病院から、「1月24日(金曜日)に一緒に食事をした6名のうち、複数名が食中毒様症状を呈した」旨、高岡厚生センター氷見支所に連絡があった。

2.患者の状況(1月27日(月曜日)11時現在)

  1. 喫食者数:47名
  2. 患者数:3グループ21名(少なくとも6名が医療機関を受診し、2名が入院中。)
  3. 年齢:10歳代~60歳代(男性9名、女性12名)
  4. 主な症状:下痢、発熱、嘔吐、腹痛等

3.原因施設

  1. 屋号:氷見の居酒屋いろどりや
  2. 所在地:氷見市朝日本町19-21
  3. 業種:飲食店営業(軽飲食)
  4. 営業者:林 孝司

4.原因食品

患者に共通して提供された食事が、当該飲食店の食事以外にないことから、1月24日(金曜日)に提供された食事を原因と断定し、詳細については調査中である。

5.病因物質

調査中

6.措置

高岡厚生センターは営業者に対して、1月27日(月曜日)から29日(水曜日)までの3日間、食品衛生法に基づき営業停止を命じた。

7.指導事項

高岡厚生センターは営業者に対して、次の事項について指導した。

  1. 食中毒防止の三原則である「清潔」、「迅速」、「加熱又は冷却」を徹底すること。
  2. 調理従事者の体調確認を行うとともに、体調不良の場合は調理業務に従事しないこと。

  3. 施設・設備の整理整頓及び清掃を徹底すること。

  4. 調理の前後やトイレの後などには、正しい手洗いを十分に行うとともに、アルコール等での手指の消毒を徹底すること。

  5. 調理の際、食品は十分に加熱し、衛生的に保管・提供すること。

8.食中毒の発生状況(令和7年1月27日現在、本事例含む)

年次 令和7年 令和6年
食中毒発生件数 1件(調査中) 18件(123名)

( )内は患者数(富山市分を含む)

9.食中毒事例(過去3年)

   

令和6年(*)

令和5年

令和4年

全国

事件数

1,021

1,021

962

患者数

13,945

11,803

6,856

富山県

事件数

18

10

7

患者数

123

55

8

患者数は富山市分を含む

(*)令和6年全国分は、令和7年1月21日までに厚生労働省へ報告のあったものの速報値

10.ウイルスによる食中毒の予防のポイント

冬から春にかけては、感染性胃腸炎の流行期になります。

この時期は、症状がなくても、感染性胃腸炎を引き起こすウイルスに感染していることがあります。体調不良の有無にかかわらず、調理の前後、トイレの後には、手洗いをていねいに行い、食中毒を予防しましょう!また、二枚貝は、十分に加熱して食べましょう!

予防策1

加熱して食べる食品は十分に加熱(中心温度85~90℃以上90秒間以上)して、食べましょう。特に二枚貝は、感染性胃腸炎ウイルスを含有していることがあるため、十分に加熱して食べましょう。

予防策2

外から帰った時、トイレの後、調理の際は、石けんで手洗いを徹底しましょう。

(流水→石けん→流水→石けん→流水 の二度洗いをしましょう。)

(※)一般的な感染症対策として、アルコール(消毒用エタノール)による手指消毒が用いられますが、ノロウイルスに対しては有効ではありません。

予防策3

腹痛、下痢等の症状があれば、早めに医療機関を受診し、調理従事は控えましょう。

予防策4

二枚貝は、感染性胃腸炎ウイルスを含有していることがあるため、二枚貝を取り扱う際は、調理済み食品への二次汚染に注意して、調理器具の使い分けや洗浄を徹底しましょう。

予防策5

患者さんの嘔吐物などを処理するときは、マスクを着用し、使い捨ての手袋を使って処理し、片づけた後は、塩素系の消毒剤で消毒を行い、汚染が広がらないように十分注意しましょう。

関連リンク

ノロウイルス食中毒を予防しましょう!

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厚生部 生活衛生課

076-444-3230

食品乳肉係 西尾、黒田