台風第7号の接近に伴う農作物等の管理の徹底について
発表日 2023年8月10日(木曜日)
気象庁の台風情報によると、8月15~16日頃に台風第7号が本県に接近すると予報されています。
台風の進路によっては、強風や大雨等による農作物等への被害が懸念されますので、今後の台風情報等に十分注意の上、その状況に応じ、次の管理対策が徹底されるよう指導願います。
強風対策
1.水稲
- フェーンが予想される場合は、事前に入水する。
- 「てんたかく」等の早生品種で、刈取り予定日頃にフェーンが予想される場合、刈取りを前倒しし胴割米の発生を防ぐ。
- 「コシヒカリ」等の中生や晩生品種では、出穂後20日間の湛水管理を徹底する。
2.大豆・ハトムギ
- 降雨が見込まれない場合は事前にうね間かん水を行う。
- 大豆では、強風雨による葉焼病のまん延を防ぐため、事前又は直後に殺菌剤を散布する。
3.園芸作物
- 収穫を迎えている果実は熟度に留意し、露地果菜類や切花等は収穫適期に留意して速やかに収穫を行う。
- 防風網、果樹棚、支柱及びフラワーネット、マルチフィルム等の点検・補強を行う。
- 白ねぎは、倒伏を防ぐため、朝夕の涼しい時間帯に土寄せを行う。また、倒伏がみられた場合には、速やかに株を引き起こし、株元に土を寄せる。
- 作物が損傷した場合には、速やかに殺菌剤の散布や保護剤の塗布を行う。
- フェーンが予想される場合、定植後のキャベツやブロッコリー等は、うね間かん水を行い活着を促進する。また、にんじんの出芽前及び出芽始めのほ場では、ほ場が乾かないように上部かん水を行う。施設園芸では風下の扉やハウスサイドを開け換気を行うとともに、かん水を行う。
4.農業施設
ハウス・畜舎等の点検・補強を行うとともに、ビニール等の資材が飛散しないように努める。
大雨対策
1.大豆・ハトムギ・飼料作物
ほ場に長時間雨水が停滞しないよう、額縁排水溝や排水口の点検や手直しを行う。
2.園芸作物
- ほ場に長時間雨水が停滞しないよう、額縁排水溝や排水口の点検や手直しを行う。
- 台風通過後には、速やかに殺菌剤を散布する。
農作業安全
農作業に当たっては、風雨等の気象情報を十分に確認し、安全確保に努める。
お問い合わせ先
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
農林水産部 農業技術課広域普及指導センター |
(直通)076-429-5042 |
(技術に関すること)斉藤、多田 |
農林水産部 農産食品課 |
(直通)076-444-3283(内線)3914、3906 |
(生産振興に関すること)佐々木、宮元 |