病害虫発生注意報第1号について
発表日 2024年5月24日(金曜日)
果樹カメムシ類が多発していることから、病害虫発生注意報第1号を発表しました。
県内各地の果樹園で、果樹カメムシ類の成虫飛来が5月中旬頃から多く確認されています。
今後、さらに飛来数が増加し、果樹吸汁被害が多くなることが懸念されるため、防除の徹底が必要です。
1.病害虫名
果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシ)
2.発生地域
県下全域
3.発生程度
多い
4.防除対策及び留意事項
- 果樹カメムシ類は、夜、気温が高く、風の弱い日に成虫飛来が多く、また、飛来数は園地による差が大きい。このため、園地内への飛来状況の確認に努める。特に、山間部や山沿いの園地では被害を受けやすいので注意する。
- 園地内への飛来が確認される場合は速やかに防除を実施する。果樹カメムシ類は日没直後に果樹園に飛来するので夕方や早朝の防除が有効である。
- 防除薬剤には、ネオニコチノイド剤、有機リン剤、合成ピレスロイド剤等がある。合成ピレスロイド剤は、防除効果が高く、残効性に優れるが、天敵等に対する影響が大きく、ハダニ類の発生を助長するので最小限の使用にとどめる。
- 農薬散布にあたっては、事前に周辺住民等に対して、十分な周知に努め、周辺作物や住宅地等への飛散防止に努める。
5.通知先
各市町村、各農業協同組合、全農県本部、富山県農業共済組合、病害虫防除員 等
お問い合わせ先
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
農林水産部 農業研究所 |
076-429-5249 |
齊藤 |