病害虫発生予察注意報 第4号について
発表日 2024年7月30日(火曜日)
ダイズ吸実性カメムシ類の多発に注意
7月25日現在、ダイズ吸実性カメムシ類が県内全域で多く、子実被害の増加や大豆の青立ちの発生が懸念されます。このため基本防除を徹底するとともに、防除後もダイズ吸実性カメムシ類の発生が多い場合は、すみやかに追加防除を実施してください。
病害虫名
ダイズ吸実性カメムシ類
1.発生地域
県下全域
2.発生程度
多
3.注意報発令の根拠
- 昨年秋(令和5年9月)の払落し調査では4.0頭と平年(1.1頭)より多かった。
- 7月25日現在の払落し頭数は0.50頭と平年(0.05頭)より多い。また、調査を開始した平成14年から最も多く、子実被害が比較的多く見られた昨年(0.11頭)よりも多い。
- 払落し調査では、イチモンジカメムシ、ホソへりカメムシ、トゲシラホシカメムシいずれのカメムシも平年より多い。
- 8~9月の気温は高いと予報されており、カメムシ類の活動が活発になると推測される。
(※払落し:1.8m間のダイズを棒でたたき、落ちてきた虫を数える調査)
4.防除対策
- 莢伸長期と子実肥大期の2回の基本防除を確実に実施する。
- 散布後もほ場内にダイズ吸実性カメムシ類が確認される場合は、追加防除を確実に実施する。
- 8月上旬にダイズ吸実性カメムシ類が多いほ場や山際等の常発地では、追加の防除薬剤の準備を検討する。
- 抵抗性の発達を回避するため、同一系統の薬剤は連用を避ける。
関連リンク
詳しくは農業研究所ホームページを参照してください。
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