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更新日:2024年12月10日
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発表日 2024年12月10日(火曜日)
令和7年のスギ花粉飛散量は例年より多くなる見込み
令和7年のスギ花粉飛散量は、2月~4月のシーズン中に平野部で1平方センチメートル当たり5,200個程度と例年より多くなる見込みです。これは、花粉飛散の調査を開始した平成3年から令和6年までの平均値(3,402個/平方センチメートル)の1.5倍程度です。(令和6年の5,652個/平方センチメートルと同程度)
スギ花粉飛散量は、11月下旬に県内11箇所で行ったスギ雄花の着花量調査(※)の結果から予測されますが、図に示したように飛散量は年によって大きく変動します。スギ花粉飛散量は雄花が着花し始める夏(7、8月)の天候に強く影響を受け、日照時間が多い年ほど着花量が増加する傾向があります。令和6年の7、8月の平均日照時間は195.4時間で、例年(180.7時間)より15時間程度多くなりました。このことから、雄花の着花には適した気候となり、例年よりも多い着花量になったと考えられます。
スギ花粉飛散量は、近接するスギ林までの距離や風向きなどの影響を強く受けるため、場所によって大きく異なります。本県の場合、スギ林が集中している山沿いの地域で飛散量は多く、海岸線に向かうに従って減少する傾向にありますが、平野部でもスギ林に隣接した場所では、予想をはるかに超える花粉が飛散することもありますので注意が必要です。
詳細は「3.関連ファイル」をご覧ください。
(※)スギ雄花の着花量調査
県内各地の見通しのよいスギ林11箇所を観測定点として選び、11月下旬に各定点につき20本のスギの着花状況を4段階(3点…木全体に着花が多い、2点…部分的に多くの着花が認められる、1点…着花は認められるが少ない、0点…着花が認められない)で評価し指数化する。その値を集計して、1シーズンあたりの花粉飛散量を予測する。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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農林水産部 農林水産総合技術センター森林研究所 |
076-483-1511 |
斎藤 |