安全・安心情報
更新日:2024年11月7日
ここから本文です。
発表日 2024年11月7日(木曜日)
本日(11月7日)、長野市で開催される令和6年度全国水産試験場長会全国大会において、当研究所の福西悠一主任研究員が「アカムツ種苗生産技術の開発に関する研究」で全国水産試験場長会会長賞を受賞いたします。
水産研究所では、新たな栽培漁業対象魚種としてアカムツの種苗生産技術の開発に取り組んできました。これまで、人工授精により受精卵を得て稚魚を生産する基礎的な種苗生産技術を確立し、アカムツ仔稚魚の発生と形態変化を明らかにしました。また、仔稚魚の成長・生残に適した水温・光条件を明らかにし、ふ化から放流までの飼育期間の短縮(5ヶ月→3ヶ月)に成功したことや、稚魚の性比がオスに著しく偏る課題について大豆イソフラボンの投与により一定の改善効果を見出したこと等が評価されました。
47都道府県の水産試験研究機関長が参画し、水産試験研究の持続的な発展及び水産業振興への寄与を目的として、1.他機関との情報交換、2.中央関係機関への要望・提言、3.全国大会の開催、4.優秀研究業績の表彰等を行っている全国組織です。
「地域水産業の発展に大きく貢献する」「試験研究の成果が今後の水産試験研究の発展に寄与する」と認められる研究業績として選出され、表彰審査委員会による審査を経て決定され、毎年3名程度が表彰されます。本県の受賞者は4人目となります。
福西悠一(ふくにし ゆういち)
農林水産総合技術センター水産研究所 主任研究員 42歳
平成27年4月採用、現、農林水産総合技術センター水産研究所においてアカムツの種苗生産等の技術開発に従事
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
---|---|---|
農林水産部 農林水産総合技術センター水産研究所 |
076-475-0036 |
村木・福西 |