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更新日:2024年6月10日
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Toyama Prefectural Museum of Art and Design
発表日 2024年6月10日(月曜日)
富山県美術館では、2024年7月13日(土曜日)~9月23日(月曜日・振替休日)の間、「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」を開催します。一般前売券は2024年6月16日(日曜日)から販売します。
約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつあります。
本展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示します。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介します。さらに、一昨年までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつです。
民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある
2024年7月13日(土曜日)~9月23日(月曜日・振替休日)
9時30分~18時00分(入館は17時30分まで)
毎週水曜日(ただし8月14日は開館)7月16日(火曜日)、9月17日(火曜日)
富山県美術館2階 展示室2、3、4
富山県美術館、北日本新聞社、北日本放送、朝日新聞社、東映
日本民藝館
静岡市立芹沢銈介美術館、カトーレック
立山科学グループ、トヨタモビリティ富山(五十音順)
https://mingei-kurashi.exhibit.jp/(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
一般前売り:1,000円、一般:1,300(1,000)円、大学生:650(500)円、高校生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
一般前売券の販売は7月12日(金曜日)まで。
富山県美術館、富山県水墨美術館、アーツナビ
今、注目の染色家/アーティスト・宮入圭太氏の描きおろし作品があしらわれたサコッシュ(斜め掛けの小型バッグ)に、本展観覧券(一般1,300円)1枚がついたセットです。
販売価格:2,800円(税込)数量限定
1941(昭和16)年、柳宗悦は自身が設立した日本民藝館(東京・目黒)で「生活展」を展開。民藝の品々で室内を装飾し、いまでいうテーブルコーディネートを展示しました。暮らしのなかで民藝を活かす手法を提示した、モデルルームのような展示は当時珍しく、画期的でした。第Ⅰ章では実際に出品された作品を中心に、「生活展」の再現を試みて、柳が説いた暮らしの美を紹介します。
柳宗悦は、陶磁、染織、木工などあらゆる工芸品のほか、絵画や家具調度など多岐にわたる品々を、日本のみならず朝鮮半島の各所、中国や欧米などへ旅し、収集を重ねました。時代も古くは縄文時代から、柳らが民藝運動を活発化させた昭和にいたるまでと幅広く、とりわけ同時代の、国内各地で作られた手仕事の日常品に着目し、それらを積極的に紹介しました。第Ⅱ章では民藝の品々を「衣・食・住」に分類し、それぞれに民藝美を見出した柳の視点をひも解きます。
柳宗悦の没後も民藝運動は広がりを見せました。濱田庄司、芹沢銈介、外村吉之介が1972(昭和47)年に刊行した書籍『世界の民芸』では、欧州各国、南米、アフリカなど世界各国の品々を紹介。各地の気候風土、生活に育まれたプリミティブなデザインは民藝の新たな扉を開きました。
一方、民藝運動により注目を集めた日本各地の工芸の産地でも、伝統を受け継いだ新たな製品、職人たちが誕生しています。本展では富山県の八尾和紙など国内5つの産地から、これまでと現在作られている民藝の品々や、そこで働く人々の“いま”を紹介します。
そして、本章最後では、現在の民藝ブームの先駆者ともいえるテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)の愛蔵品や、世界各地で見つけたフォークアートが“いま”の暮らしに融合した「これからの民藝スタイル」を、インスタレーション展示で提案します。
現在の民藝ブームをリードしてきたテリー・エリス氏と北村恵子氏、長年八尾和紙の製造に携わられてきた桂樹舎・吉田泰樹氏をお招きし、本展の見どころや富山の民藝についてお話しいただきます。
講師:テリー・エリス氏/北村恵子氏(MOGI Folk Art ディレクター)×吉田泰樹氏(桂樹舎 代表取締役社長)
日時:2024年7月13日(土曜日)14時00分~15時30分
場所:富山県美術館3階 ホール
定員:70名(事前申込不要・当日先着順)
参加費:無料
本展監修者である森谷美保氏に、柳宗悦が説いた民藝の思想をはじめ、民藝運動で柳や同人たちが着目した暮らしのなかの美への眼差し、富山の民藝など、出品作にまつわるエピソードや解説を軸としてお話しいただきます。
講師:森谷美保氏(美術史家・本展監修者)
日時:2024年8月4日(日曜日)14時00分~15時30分
会場:富山県美術館3階 ホール
定員:70名(事前申込不要・当日先着順)
参加費:無料
本展にも出品されている、八尾和紙を製作する桂樹舎の吉田泰樹氏をお招きし、八尾和紙への「型染め」体験を行います。
日時:【1日目】8月10日(土曜日)14時00分~15時30分 【2日目】8月12日(月曜日)14時00分~15時00分
会場:富山県美術館3階 アトリエ
講師:吉田泰樹氏(桂樹舎 代表取締役社長)
参加者数:12名
対象年齢:小学生~大人(小学生の場合は要保護者同伴)
参加費:無料 事前予約制 抽選
(※)このワークショップは、2日かけて行います。どちらか1日のみのご参加はできません。
(※)内容は予告なく変更になる場合があります。
(※)会期中のイベントの詳細は、当館ホームページやSNS等でお知らせします。
会場を巡りながら、担当学芸員が本展の概要や見どころについてお話します。
日時:2024年8月24日(土曜日)、9月7日(土曜日)各日14時00分~14時30分
場所:富山県美術館2階 企画展示室4 入口に集合
参加費:無料(ただし、当日有効の企画展観覧券が必要です。)
ご来館の際は、当館ホームページの「入館時のお願い」をご確認ください。
土曜日・日曜日・祝日の混雑時には、入場制限を行う場合がございます。
広報層画像提供・取材申込書については、下記申請書にご記入の上、ご送付をお願いいたします。
広報用画像提供・取材申込書(PDF:4,460KB)(別ウィンドウで開きます)
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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生活環境文化部 富山県美術館 |
076-431-2711 |
広報について:川浦、展覧会について:内藤、遠藤、竹花、田辺 |