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更新日:2024年4月25日
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Toyama Prefectural Museum of Art and Design
発表日 2024年4月25日(木曜日)
富山県美術館では、2024年4月25日(木曜日)から7月15日(月曜日・祝日)まで、3階の展示室5と展示室6において「デザイン・コレクション展 第1期」等を開催しておりますので、ご案内いたします。
会期:2024年4月25日(木曜日)~7月15日(月曜日・祝日)まで
場所:富山県美術館3階 展示室5、6
休館日:毎週水曜日(5月1日は開館)
プレイバックIPT!:音楽
今年は3年に一度、当館が世界中からポスター作品を募集し、審査・展示する「世界ポスタートリエンナーレトヤマ(IPT)」開催年です。
2024年度デザイン・コレクション第1期では、1985年の第1回から2021年までの13回にわたるこれまでのIPT入賞作品から「音楽」にまつわる作品を選りすぐって展示します。
紙に印刷されたポスターは、デジタル機器が普及するのに伴い、その姿を目にする機会が少なくなっています。1985年から続くIPTは、その過程を見守るかのように回を重ねてきました。
これまでの入賞作品をひもとくと、社会問題を喚起・啓発するもの、百貨店などの店舗や商品の広告、演劇や演奏会、展覧会の告知、そして新しい映画や音楽を宣伝する媒体として使われるものが多く見受けられます。
なかでも音楽にまつわるポスターでは、目には見えない「音」について、その印象や魅力を、視覚的に伝えることが求められます。
ダンス・ミュージックやポップスのように気分を高めてくれる曲もあれば、厳かなクラシック音楽、バラード・ミュージックのように静けさや寂しさを感じさせる曲を、ポスターでは色や線、図形、写真などのグラフィック的な要素に加え、紙の大きさや表面の凹凸、艶の有無といった印刷技法を最大限に活用して表現します。
本展示では、新曲の告知や、演奏会の開催を知らせるもの、さらには曲そのものや作曲家のイメージを図像的に表現したものなど、音楽にまつわる様々なポスターをご覧いただけます。
音楽の作り手が音として表したものを、デザイナーや印刷に携わった人々が想像力や表現力を発揮して、いかに視覚的に表現したかに注目しつつ、そのポスターがどのような音楽を表現しているかを想像しながらご覧ください。
「瀧口修造 夢の漂流物」
瀧口修造(1903~1979)は、現在の富山市に生まれ、1921年、18歳になる直前に上京したのち、当時最新の芸術思潮であったシュルレアリスム(超現実主義)に出会いました。その影響を受け、詩作の実験を試みるとともに、優れた詩論や美術論を次々と執筆し、日本におけるシュルレアリスムの論理的支柱となった人物として知られています。また戦後は、この思潮のなかから独自の視座を生み出し、若き芸術家たちに囲まれながら、新たな時代の美術を標榜する気鋭の美術評論家として活躍するとともに、自ら制作を手掛けた作家でもありました。
瀧口修造の書斎には、ジョアン・ミロ、マルセル・デュシャン、ジャスパー・ジョーンズなど交流のあったアーティストから贈られた作品やオブジェ、自身が見つけたお気に入りのものなど、入手経路も内容もさまざまな品々が集まりました。今回は、「瀧口修造 夢の漂流物」と題し、国内外の作家たちの作品や無名のオブジェなど、これらのコレクションのダイジェスト版を紹介します。
「音楽家からの贈りもの」
シモン・ゴールドベルク(1909-1993)が愛蔵し、美代子夫人から2006年に寄贈された美術作品をご紹介します。
コレクション展:一般300円(240円) ( )内は20名以上の団体料金
【次の方はコレクション展の観覧無料】
(※)詳しくは、富山県美術館ご利用案内(外部サイトへリンク)をご覧ください。
富山県美術館のコレクション展では、前身の富山県立近代美術館から現在までの収蔵作品を展示しています。年4回程度さまざまなテーマによる展示替えを行い、多彩なコレクションを紹介。当館2階の展示室1では絵画・彫刻を中心とし、3階の展示室5と展示室6ではポスターや椅子、富山県ゆかりの瀧口修造やシモン・ゴールドベルクのコレクションを展示しています。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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生活環境文化部 富山県美術館 |
076-431-2711 |
【広報について】川浦【本企画について】麻生、遠藤、内藤 |