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更新日:2024年11月18日
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Toyama Prefectural Museum of Art and Design
発表日 2024年11月18日(月曜日)
富山県美術館では、2025年1月25日(土曜日)~4月6日(日曜日)の間、「没後20年 東野芳明と戦後美術」を開催します。一般前売り券は2024年11月23日(土曜日)から販売します。
東野芳明(とうの よしあき、1930-2005)は、戦後に活躍した美術評論家です。1954年に東京大学を卒業した東野は、同年、評論「パウル・クレエ試論」が雑誌『美術批評』の新人評論募集で一席となり、美術評論家として歩み始めました。1950年代末に渡欧・渡米した東野は、そこで目にした欧米の「現代美術」をいち早く国内に紹介することに努め、60年代以降は、「反芸術」と称した同世代の芸術家たちの伴走者として、彼らの活動を後押ししました。東野は、創作現場での体験を交えた、臨場感に満ちた批評を執筆するのみならず、展覧会の企画にも携わり、国内外の作り手たちと多くの時間を共有しました。後年は、水をめぐる思索を深め、趣味の素潜りによる写真作品も制作しています。
東野の没後20年を記念して開催するこの展覧会では、当館のコレクション・資料を中心に、東野の美術評論家としての歩みを紹介します。東野は、当館の前身である富山県立近代美術館の運営委員を務めるなど、特に関わりの深い評論家であり、当館のコレクション形成にも大きな影響を与えました。当館は東野が言及した芸術家の作品のみならず、東野旧蔵の資料(書籍、作品等)も収蔵しています。展覧会を通して、東野の批評と彼が見つめた美術を振り返ります。
没後20年 東野芳明と戦後美術
2025年1月25日(土曜日)~4月6日(日曜日)
9時30分~18時00分(入館は17時30分まで)
毎週水曜日、2025年2月25日(火曜日)
富山県美術館2階 展示室2、3、4
富山県美術館、富山新聞社、北國新聞社、富山テレビ放送
海老塚耕一氏(美術家、多摩美術大学名誉教授)
一般前売り:850円、一般:1,100(850)円、大学生:550(420)円、高校生以下無料
()内は20名以上の団体料金
一般前売り券の販売は1月24日(金曜日)まで。
富山県美術館、富山県水墨美術館、アーツナビ
戦後に活躍した美術評論家「御三家」(東野芳明、中原佑介、針生一郎)の中で、これまで中原、針生をテーマとする展覧会は開催されましたが、東野をテーマとする美術館での企画展は初開催となります。
当館は東野旧蔵の作品、資料、書籍を所蔵しています。これまでもコレクション展等で一部を紹介してきましたが、本展では近年の調査を踏まえ、これまで未公開だった資料も含めて東野旧蔵作品・資料を大々的に展示します。
当館は東野が批評等で言及した芸術家の作品を数多く所蔵しています。中でも東野がライフワークとして研究したマルセル・デュシャンに関しては、デュシャン自身による作品のほか、関連作品を多数所蔵しています。本展ではデュシャン関連の作品・資料を一室に集めて展示します。
講師:海老塚耕一氏(本展アドバイザー)
聞き手:本展担当学芸員
日時:2025年1月25日(土曜日)14時00分~15時30分
会場:富山県美術館3階 ホール
(※)申込不要・参加無料
東野芳明が企画展「瀧口修造と戦後美術」(富山県立近代美術館)に際して行った講演会音声(1982年7月4日録音)を関連画像とともに再生します。
日時:2025年3月8日(土曜日)14時00分~15時45分
会場:富山県美術館3階 ホール
(※)申込不要・参加無料
本展担当学芸員が会場内で見どころをお話しします。
日時:2025年2月22日(土曜日)、3月22日(土曜日)、4月5日(土曜日)各日14時00分~14時30分
場所:富山県美術館2階 企画展示室4 入口に集合
(※)申込不要(当日有効の企画展観覧券が必要)
ご来館の際は、当館ウェブサイトの「入館のお願い」をご確認ください。
広報用画像提供・取材申込書については、下記申請書にご記入の上、ご送付をお願いいたします。
広報用画像提供・取材申込書(PDF:3,591KB)(別ウィンドウで開きます)
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
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生活環境文化部 富山県美術館 |
076-431-2711 |
広報について:川浦、展覧会について:遠藤、内藤、渡辺(俊)、高木 |