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更新日:2026年4月9日
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Toyama Prefectural Museum of Art and Design
発表日 2026年4月9日(木曜日)
富山県美術館では、令和 8 年 4 月 9 日(木曜日)から 7 月 14 日(火曜日)まで、「デザイン・コレクション展 第 1 期」を開催しておりますので、ご案内いたします。
会期:令和 8年 4 月 9 日(木曜日)~7 月 14 日(火曜日)まで
場所:富山県美術館 3 階 展示室 5、6
・展示室 5:デザイン・コレクション
・展示室 6:瀧口修造コレクション
・展示室 6:シモン・ゴールドベルク&山根美代子コレクション
休館日:毎週水曜日、ただし4月29日(水曜日)、5月6日(水曜日)は開館、5月7日(木曜日)は休館
ポスター・ライフ――追悼 永井一正
富山県立近代美術館・富山県美術館への仕事から

今日の日本におけるグラフィックデザインの発展、そしてデザイナーの活躍の場を広げた立役者である永井一正(ながい・かずまさ)氏が2026年2月23日、96歳でこの世を去りました。
永井氏は、当館の前身となる富山県立近代美術館が1981年に開館してから、移転・新築のために閉館するまでの間のほぼ全ての展覧会に関するポスター、図録の表紙などのグラフィックデザインを担ったほか、美術館のマスコットキャラクター「ミルゾー」を生み出しました。
また、当館が3年に一度開催しているポスターの国際公募展「世界ポスタートリエンナーレトヤマ(I P T)」では構想の段階から関わり、1985年の第1回から2015年の第11回まで実行委員・審査員を務めました。その後は一人のグラフィックデザイナーとして応募し、入選・入賞を果たしています。2017年の富山県美術館開館にあたっては、美術館の顔とも言えるロゴマークのデザインと、館内のサイン計画(案内表示)の監修に携わりました。
本展示では、当館とゆかりの深い永井一正氏について、氏が当館のために生み出したポスターを中心に、代表的な商業広告、ライフワークとなった「LIFE」シリーズなどからその歩みを振り返ります。
特集展示 岡崎和郎
KAZUO OKAZAKI
1930ー2022

今期の瀧口修造コレクションでは、日用品をモチーフにした、ユニークなオブジェ作品で知られる、岡崎和郎に焦点を当てます。
岡崎は1930年に岡山市に生まれ、早稲田大学で美術史を学びます。詩や美術批評に関心を持ち、瀧口修造の『近代藝術』(1938年)を読み、ダダとシュルレアリスム、特にマルセル・デュシャンのオブジェに強く惹かれたといいます。1950年代から作家活動を始め、1960年初頭からポリエステル樹脂やアルミニウムによるオブジェを制作、1963年頃から、ホース、電球、時計、人形などの身の回りの品々の内部空間や表面を型取りし反転させる《御物 補遺(ぎょぶつ ほい 》シリーズを展開しました。「御物」を「補遺」する、つまりオブジェを補うものというタイトルが示している通り、「西洋ではこれまで見落とされてきたものの見方を、東洋の見地から補足するようなオブジェを制作する」という作家の考え方に根差した作品で、岡崎は生涯にわたり、作品制作を通して、この独自の思想を追求しました。
深く敬愛していた瀧口修造との交流が始まったのは1964年末からで、翌1965年には瀧口自身の右の人差指を型取った作品《瀧口修造-Arrow Finger(人名録より)》に着手し、1966年には瀧口の紹介により、初の個展が東京画廊で開催されます。1967年にマルチプルを生産する工房「OKAZAKI GIVEAWAY」を設立、1968年に《瀧口修造ーArrow Finger(人名録より)》を完成し、「Who’s Who(人名録)」のシリーズ名を冠した最初の作品となりました。同年、瀧口修造編による『マルセル・デュシャン語録』に収められた作品のひとつであるジャスパー・ジョーンズのレリーフ版画《夏の批評家》の制作に加納光於(かのうみつお) とともに協力し、1977年にはデュシャンへのオマージュともいうべき、瀧口との共作《瞼眼図 (けんがんず) 》を完成させるなど、作品の構想や制作を通しての親密な交流は、1979年の瀧口が亡くなるまで途絶えることはありませんでした。
本展では、瀧口コレクションより、岡崎と瀧口の交流を示す作品を紹介します。また、令和7年度寄贈による新収蔵作品についてもあわせて特別展示します。
音楽家からの贈りもの

ユダヤ系ポーランド人として生まれ、二度の大戦を体験し、富山で亡くなるまで激動の20世紀を生きたヴァイオリニストにして指揮者のシモン・ゴールドベルク(1909 ― 1993)。ゴールドベルクが愛蔵し、美代子夫人から 2006年に寄贈された美術作品を展示しています。
シモン・ゴールドベルクは、音楽を追求するにあたり、文学や美術など多様な文化に接し、広い視野をもって音楽の修練を積むべきだと考えていました。1984年に渡米し音楽活動を再開するとともに、少しずつ身の回りに美術品を置くようになったといいます。
ゴールドベルク愛蔵のコレクションから、『シモン・ゴールドベルク講義録』の表紙にも用いられているヘルベルト・バイヤー《1958/1》など6点を紹介します。
ギャラリートーク
デザイン・コレクション展会場(展示室5)を巡りながら、担当学芸員が本展の概要や見どころをお話しします。
日時:5月23日(土曜日) 14 時 00 分~14 時 30 分
開始・集合場所:3階展示室 5
(※) 申込不要(当日有効のコレクション展観覧券が必要です。)
コレクション展:一般 300 円(240 円) ()内は 20 名以上の団体料金
※企画展チケットでコレクション展もご覧いただけます。
【次の方は観覧無料】
・ 小・中・高校生と大学生、70 歳以上の方
・ 学校教育、社会教育活動としての児童・生徒の引率者 (観覧料免除申請書の提出が必要)
・ 各種手帳またはミライロ ID をお持ちの障がい者の方 (付き添いは手帳をお持ちの方 1 人につき 1 名まで無料)
(※)詳しくは、富山県美術館ご利用案内(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます) をご覧ください。
富山県美術館のコレクション展では、前身の富山県立近代美術館から現在までの収蔵作品を展示しています。年 4 回程度さまざまなテーマによる展示替えを行い、多彩なコレクション を紹介。当館 2 階の展示室 1 では絵画・彫刻を中心とし、3 階の展示室 5 と展示室 6 ではポスターや椅子、富山県ゆかりの瀧口修造やシモン・ゴールドベルクのコレクションを展示しています。
部局・担当名 |
電話番号 |
担当者 |
|---|---|---|
生活環境文化部 富山県美術館 |
076-431-2711 |
広報担当:川浦、展示担当:内藤、麻生、竹花 |
