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更新日:2024年11月21日

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富山県 News Release

最新鋭の血管連続撮影装置を1台増設します

発表日 2024年11月21日(木曜日)

富山県立中央病院では、循環器疾患が本県でも主な死因となっているため、心筋梗塞や脳梗塞等が疑われる場合について、医師等が24時間体制で対応しております。また、増加する心房細動(不整脈)の治療については、根治法であるカテーテルアブレーションでの治療を実施しております。

このような中、当院では、心筋梗塞等の救急患者へのより速やかな対応や増加する不整脈治療へ対応するため、最新の血管連続撮影装置に2台更新、1台増設し、合計3台体制で運用を開始します。

1.血管連続撮影装置の概要

血管連続撮影装置とは、手首や足の付け根(鼠径部)の血管からカテーテルという細い管を挿入し、造影剤を注入してエックス線で撮影することで、血管の異常(狭窄、詰まり、膨張、破れ)を検査・治療する装置です。

2.導入機

キヤノンメディカルシステムズ社製 Alphenixシリーズ 3台

3.増設の理由

急性心筋梗塞や急性脳梗塞は、生命への影響が大きいため、当院では専門的な診療を行う医師等が24時間で対応しており、より迅速な対応が求められています。

また、心不全や脳梗塞の原因となる心房細動(不整脈)は、近年確立した根治法であるカテーテルアブレーション(ABL)での治療を実施しておりますが、潜在的な患者が多く、ABLの治療待ちが長期化している状況です。

このような中、急性心筋梗塞等の救急患者への迅速な対応と、ABLの治療の増加に対応するため、経年劣化が進む既存機2台の更新と併せて、1台増設し、最新の装置3台体制で運用します。

4.血管連続撮影装置を使った治療

循環器領域では、心臓の血管が狭くなったり、詰まったりして起こる狭心症や心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術のほか、不整脈に対するABL、足の血管で起こる閉塞性下肢動脈硬化症に対する経皮的血管形成術、ペースメーカーの植込みなどの治療で使用します。

脳外科領域では、急性脳梗塞に対する血栓回収術のほか、脳腫瘍や血管障害の検査で使用します。

5.当院のABL実施件数

令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
285 301 339 387 409

6.取材可能日程

(1)日時

令和6年11月22日(金曜日)午後4時00分から午後4時30分まで

(2)場所

当院 血管造影室

(3)その他

当日は丸山 美知郎(まるやま みちろう)診療部長・循環器内科部長が取材に応じます。

取材を希望される方は次のとおり事前に参加人数をお知らせくださいますようお願いします。

  1. 連絡先:事務局経営管理課用度係 電話076-491-7114(直通)
  2. 申込期限:令和6年11月22日(金曜日)午前10時00分
  3. 当日の集合場所:当日は午後3時45分までに事務局経営管理課(外来診療棟5階)にお集まりください。

(※)救急患者の発生等、急遽公開を中止する場合がございますので、事前にご了承いただきますようお願いいたします。

【参考写真】今回導入した血管連続撮影装置

写真1

お問い合わせ先

部局・担当名

電話番号

担当者

厚生部 中央病院 経営管理課用度係

076-491-7114(直通)

塚田、目澤