ウェルビーイングを実感できる富山県の実現に向けて

　このたび、多くの県民の皆様の温かく力強いご支持をいただき、引き続き富山県政を担うことになりました。改めて責任の重さを痛感し身の引き締まる思いです。初心を忘れることなく、皆様からの信頼や期待にしっかりと応え、富山県のさらなる発展、県民の皆さんのウェルビーイングのために県政に取り組んでまいります。

　近年、加速する人口減少・少子高齢化や災害の激甚化・多発化、デジタル化の進展やエネルギー価格・物価の高騰など、社会構造は急速にそして大きく変化しています。 

　現在の最優先課題である震災からの復興に全力で取り組むとともに、人口減少社会においても、県民の皆様一人ひとりの豊かな暮らしを実現するために、本県発展の礎となる「未来に向けた人づくり」を２期目の政策の柱に掲げています。年齢や性別などに関係なく、すべての人に活躍していただけるよう取組みを進めます。 

　特に、少子化が進む一方で、子どもたちを取り巻く課題は増えています。すべての子どもたちが元気で自分らしく成長できるようオール富山で支えて育んでいく、そうした「こどもまんなか社会」を実現したいと考えています。 

　そして、もう一つの柱として、県民の皆様がいきいきと活躍する舞台を創出するための「新しい社会経済システム」の構築に取り組んでいきます。人口減少時代を迎え、社会構造が大きく変化するなかで、公共交通、新たな産業の育成、ＤＸやＧＸなど、時代に合わせて対応できるようアップデートしながら構築していきたいと思います。 

　就任以来一貫して取り組んできた「県民目線」、「スピード重視」、「現場主義」に立った行政運営方針を引き続き徹底し、 

「若者からお年寄りまで、希望に満ちた笑顔があふれる富山県」
「ワクワクすることがたくさんある富山県」
「チャンスがあり夢を叶えることができる富山県」

その実現に向けて、１期目で蒔いた種を社会や経済に実装していき、県民の皆様にも実感していただけるようにしていきたいと思います。 

県民の皆様のご理解、ご協力を心からお願い申しあげます。

富山県知事 新田 八朗

新田知事から県民の皆さまへ　二期目のスタートにあたって（令和６年11月９日）

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