安全・安心情報
更新日:2025年1月30日
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スギ花粉を放出する雄花は、冬季の低温を経験した後、毎日少しずつ成長して、一定の積算温度(日℃)に達すると開花して花粉を放出し始めます。このことから、スギの開花は1月と2月の気温に大きく左右され、この間の平均気温が高ければ開花は早まり、低ければ遅くなります。この開花のメカニズムを利用することによって、スギの花粉飛散開始日を予測することができます。
平野部の観測定点のスギ林から雄花のついた枝を採取してきて、20℃に設定した人工気象器を用いて実験した結果、1月20日からの積算温度が120日℃で開花しました。よって、今後の気温が例年並み(平成3~令和6年の平均値)に推移した場合、2月19日頃に開花し、花粉の本格的な飛散が始まると予想されます。これは、昨年(2月17日)より2日遅く、例年(2月25日)より6日早い開花予想となります。
花粉によって引き起こされるアレルギー症状をいいます。
花粉症の症状では、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー鼻炎や眼のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎が最も多くみられます。まれに喘息やアトピー症状を併発することもあります。
我が国で最も多いのは、地域差はありますが、春先にみられるスギ花粉症といわれています。
花粉症の症状を少しでも軽くするため、日常生活において次のことに心がけましょう。
花粉症は症状がひどくなる前に対策を取ることが重要です。そのため、鼻水やくしゃみといった症状が認められた場合には、早めに医師に相談し、適切な診断と治療を受けましょう。
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