更新日:2025年4月1日

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HPVワクチンの接種について

【平成9年度~平成20年度生まれの女性の方へ(※1)】

 令和4年度~令和6年度の間にHPVワクチンの接種を1回以上接種された場合は、令和7年度に限り、残りの接種について公費で受けることが可能(※2)となっています。接種は合計3回で、2回目の接種と3回目の接種には3か月以上の間隔をあける必要がありますので、公費による接種を希望する場合は、2回目・3回目の接種を計画的に行うようにしてください。

 厚生労働省リーフレット 平成9年度~平成20年度生まれの女性のHPVワクチン接種について(PDF:699KB)

※1:平成9年度~平成19年度生まれの方は、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種するキャッチアップ接種の対象であった方、平成20年度生まれの方は令和6年度が定期接種としての最終年度であった方です。キャッチアップ接種の詳細はこちら(厚生労働省ホームページ)から。

※2:令和6年夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、令和7年3月末までに接種を開始した平成9年度~平成20年度生まれの女性は、全3回の接種を公費で完了できるようにする経過措置方針について、国の審議会で了承されました。

 なお、現在、経過措置の対象者の方が持っている接種券・予診票には有効期限が設定(記載)されているものがあり、この取扱いについては、市町村ごとに対応が異なります。また、再発行も可能ですので、詳細はお住まいの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。

〔経過措置対象者が所有している接種券・予診票の令和7年度の取扱い〕

  • 富山市は、現接種券の使用は不可(予診票については、そのまま使用可)。新しい接種券の差し替え申請が必要。
  • 舟橋村は、現接種券・予診票の使用は不可。対象者宛てに新しい接種券・予診票を送付。
  • その他の自治体は令和7年度においても、現接種券・予診票の利用が可能。

HPVワクチンについて

HPVワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するために接種するワクチンです。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 

HPVワクチンについては、接種後に、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的にみられたことから、厚生労働省の検討会において、平成25年6月14日以降、接種の積極的勧奨を差し控えていました。

その後、厚生労働省の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ることと認められたことから、令和3年11月26日付けで積極的な勧奨が再開されることとなりました。

HPVワクチンの定期接種について

予防接種法に定められた以下の方は定期接種として、公費により接種を受けることができます。

接種は合計3回です。標準的には接種完了には約6か月かかります。

接種のスケジュールや接種券等に関することなどご不明な点やご相談があれば、お住まいの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。

対象者

小学6年生から高校1年生までの女子

高校1年相当(今年4月1日時点で15歳)の方は公費による接種の最終年度となっています。公費での接種完了を希望する場合は、接種完了には約6か月かかることに鑑み、今年の9月までに接種を開始することをご検討ください。

 

使用ワクチンと標準的なワクチン接種スケジュール

<使用ワクチン> 

 HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)4価ワクチン(ガーダシル)9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。

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※厚生労働省HPから引用

<標準的なワクチン接種スケジュール>

 一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。

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※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

接種の効果や安全性等について

接種にあたっては、かかりつけ医等とよくご相談いただき、ワクチンの有効性とリスクについてご理解いただいたうえで接種を受けるようにしてください。

HPVワクチンの接種の効果や安全性、副反応等については、下記関連ファイルの分かりやすい情報資材や厚生労働省のQ&Aサイトをご確認ください。

接種後に体調が悪くなった方からの相談について

ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種を受けた後に体調が悪くなった方からの相談をお受けします。

本県における副反応相談体制についてはこちらよりご確認ください。

※副反応を疑う症状がでて診察を希望される方は、まずは、かかりつけ医又は接種医にご相談ください。

 

お問い合わせ

所属課室:厚生部健康対策室感染症・疾病対策課感染症対策推進担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-8920

ファックス番号:076-444-3496

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