更新日:2025年1月7日

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警報、注意報の基準値等(感染症発生動向調査)

5類感染症の定点把握疾患のうち、流行状況を早期に把握することが必要な疾患について、地域における流行拡大を抑制するため、迅速に注意喚起することを目的として基準値等を設定しています。

  • 「警報レベル」は、大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを示します。
    警報は、1週間の定点医療機関あたり報告数が、開始基準値に達した時点で発報し、終息基準値未満になった時点で終息します。
  • 「注意報レベル」は、流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。
  • インフルエンザには「流行期入りの目安」として「1.0人/定点」が設定されています。
    1週間の定点医療機関あたり報告数が1.0人/定点を上回ると、インフルエンザの流行期に入ったと考えられます。ただし、あくまでも目安であり、1週のデータのみで判断するのではなく継続的に推移を確認して判断することが重要です。
疾病 警報レベル 注意報レベル 流行期入り
開始基準値 終息基準値 基準値 目安
インフルエンザ 30.0 10.0 10.0 1.0
咽頭結膜熱 3.0 1.0 - -
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 8.0 4.0 - -
感染性胃腸炎 20.0 12.0 - -
水痘 2.0 1.0 1.0 -
手足口病 5.0 2.0 - -
伝染性紅斑 2.0 1.0 - -
ヘルパンギーナ 6.0 2.0 - -
流行性耳下腺炎 6.0 2.0 3.0 -
急性出血性結膜炎 1.0 0.1 - -
流行角結膜炎 8.0 4.0 - -


※基準値はすべて定点当たりの報告数(人/定点)です。 「-」は基準値が設定されていないものです。

警報、注意報の基準値は、平成28年度厚生労働科学研究費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)による「新興・再興感染症の発生に備えた感染症サーベイランスの強化とリスクアセスメント」における「疫学的・統計学的なサーベイランスの評価と改善」の基準値を適用しています。

お問い合わせ

所属課室:厚生部衛生研究所研究企画部

電話番号:0766-56-5431

ファックス番号:0766-56-7326

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