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更新日:2024年3月11日
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発表 |
平成19年(2007)3月 |
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経緯 |
とやまさくら守の会調査で上市町と黒部市の民家でほぼ同時期に発見 |
特徴 |
二季咲き性(晩秋と春の2回、開花ピークがある) 一重咲きで、花つきががよい 花が散りにくく、白い花と淡紅色の花が混ざって咲く |
分布 |
黒部市、魚津市、上市町、立山町、富山市の15箇所の民家 |
発表 |
平成19年(2007)11月 |
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経緯 |
氷見市上久津呂の神社で記録のある古くから知られる木(市天然記念物)だが、中央植物園の調査研究により新品種と判明 |
特徴 |
菊咲き性(一つの花に200枚以上の花弁) 菊咲き性の品種としては、開花期が著しく遅い(5月上旬) |
分布 |
氷見市上久津呂の1箇所のみ(富山さくらの名所) |
発表 |
平成20年(2008)11月 |
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経緯 |
とやまさくら守の会会員が上市町折戸で発見 |
特徴 |
菊咲き性(一つの花に200枚以上の花弁) 菊咲き性の品種としては、開花期が著しく早い(自生地では4月下旬) |
分布 |
上市町折戸の1箇所のみ(富山さくらの名所) |
発表 |
平成20年(2008)11月 |
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経緯 |
コシノヒガンも本県ゆかりのサクラ(後述)であるが、全国に普及しているタイプと明らかに異なることが中央植物園の調査研究により判明 |
特徴 |
花弁が丸く、うねりが強い等の特徴がある 開花期は3月下旬~4月中旬 |
分布 |
高岡市、特に古城公園(富山さくらの名所)に多い |
発表 |
平成21年(2009)12月 |
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経緯 |
このサクラのあるお寺の檀家の方から、同定依頼を受け、中央植物園の調査研究により新品種と判明 |
特徴 |
ヤマザクラに由来する新品種 菊咲き性(一つの花に100枚以上の花弁) 開花期は4月中~下旬 |
分布 |
浄教寺(小矢部市興法寺)の1箇所のみ(富山さくらの名所) |
発表 |
平成22年(2010)12月 |
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経緯 |
とやまさくら守の会の調査で入善町、朝日町の4箇所(寺院、民家)から発見 (上記は全てクローンと思われる) |
特徴 |
二季咲き性(晩秋と春の2回、開花ピークがある) 一重咲きと半一重咲きが混在、花つきががよく、散りにくい 花色は、満開以前は白く、満開後紅色となり、混在 |
分布 |
浄蓮寺・念興寺(入善町:富山さくらの名所)、入善町、朝日町の2箇所の民家 |
発表 |
平成22年(2010)12月 |
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経緯 |
キンキマメザクラとして植栽されていたが、市民から問い合わせがあり、高岡市が中央植物園に調査依頼したところ、新品種と判明 |
特徴 |
花弁数は5枚で、花つきがよく、多数咲く花は小型で、キンキマメザクラより紅色が濃い 開花期は、3月中旬~4月上旬 |
分布 |
高岡古城公園(高岡市)、砺波市の2箇所 |
発表 |
平成23年(2011)12月 |
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経緯 |
町教育委から依頼があり、中央植物園等の調査研究により新品種と判明 |
特徴 |
菊咲き性(一つの花に100枚以上の花弁) 、花弁が細い花は白色から、盛りを過ぎるとピンク色に変色 散りにくく、長く咲く(4月下旬~5月中旬) |
分布 |
「杉沢の沢スギ」林内の1箇所のみ |
開花期 |
3月中旬~4月中旬 |
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分布状況 |
早月川以西の丘陵地や山地 |
マメザクラの変種で、北陸から中国地方の日本海側に分布し、特に富山県、石川県には多く見られます。県内では早月川を境に西側に広く分布しており、日当たりのいい丘陵や低山地でよく目にします。県内では、3月中旬から咲きます。マメザクラに比べ、花が小さく、がく筒が非常に細長いという特徴があります。
開花期 |
3月中旬~4月下旬 |
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分布状況 |
早月川以東の丘陵地や山地 |
チョウジザクラの変種で、富山県東部(早月川以東)から東北地方にかけての日本海側に分布します。チョウジザクラよりも花が大きく、花柄、がく筒の毛が少ないところが特徴です。樹高が低く、幹や枝には弾力性があるため、雪に埋もれても再び起き上がることができます。
開花期 |
3月下旬~4月中旬 |
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分布状況 |
呉羽丘陵、氷見市の丘陵地、朝日町城山など |
東北から九州にかけて分布します。東京方面で多く栽培され、彼岸の頃に開花するため、この名前がつきました。花が咲いたあとから葉が開くことと、がく筒の下部が球のように膨らむところが特徴です。県指定天然記念物の「明日の大桜」と「駒つなぎ桜」も、このエドヒガンです。
開花期 |
3月下旬~4月中旬 |
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分布状況 |
富山市浜黒崎で野生化 |
伊豆大島に多く自生していることからこの名が付けられました。このサクラからサトザクラと呼ばれる観賞価値の高い多くの園芸品種が生まれました。大きく厚みのある葉は、桜餅を包むのに使われます。県内では沿岸部に野生化したと考えられる個体が見られます。
開花期 |
4月上旬~4月下旬 |
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分布状況 |
県内全域の山地など |
中部山岳地帯を除く関東以西に分布します。古くからさくらの名所や歌に詠まれたサクラは、そのほとんどがヤマザクラといわれています。
白い花とともに赤紫色の若芽が顔を出します。花や若芽の色、葉の大きさは変異に富み、いろいろな組み合わせが見られます。
開花期 |
4月下旬~5月下旬 |
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分布状況 |
県内全域の丘陵地や山地 |
北海道から本州、四国にかけて分布します。咲いている様子が霞のように見えることからこの名前が付いたといわれます。
ヤマザクラによく似ていますが、葉裏が白色を帯びず、花柄や葉柄に毛があるところが特徴です。
同一場所ではヤマザクラに比べ開花時期が遅くなります。
開花期 |
4月下旬~5月下旬 |
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分布状況 |
立山山麓家族旅行村、平村梨谷、有峰、馬場島など |
北海道、本州、四国に分布します。県内にはヤマザクラとオオヤマザクラの両種が見られますが、オオヤマザクラのほうが標高の高い地域に分布します。
花がヤマザクラより大きく、色が濃く、芽のりん片に著しい粘りのあるところが特徴です。
開花期 |
5月上旬~5月下旬 |
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分布状況 |
県西部の亜高山帯 |
日本では九州から北海道までの亜高山帯に分布します。
大きく育ち、新緑のころに白い花を咲かせるので、山中にあっても目立ちます。
純白で小さい花を稲穂のように4~10個つける総状花序となります。
開花期 |
5月下旬~7月下旬 |
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分布状況 |
有峰、立山・黒部平一帯 |
北海道と本州中部より北の高地に分布します。県内では、標高1500m以上の亜高山帯に分布し、雪解けとともに花が咲き始め、県内では最も遅くまで咲くサクラです。
若芽は開花と同時に開き、褐色を帯びています。また、この変種チシマザクラも自生しています。
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