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更新日:2021年2月24日
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ちょっと風変わりな種別です。絵画、彫刻、工芸品、古文書などの単品だけではなく、歴史的な出来事や、歴史上の人物などを総合的に知るために、絵画、彫刻、工芸品、古文書など全てを対象とし、一括(セット)で捉えようとするもので、昭和52年に新たに創設されました。
これにより、歴史事象や人物などを多角的に、幅広く理解することが可能になるとともに、関連する文化財の散逸を防ぐ事ができるようになりました。
例えば、次のようなものが、歴史資料として指定されています。
指定されたものの具体例として、板木(はんぎ)、木活字(きかつじ)、枡(ます)、地図(絵図)、建築指図(けんちくしず)、天文儀器(てんもんぎき)(渾天儀(こんてんぎ)・天球儀)、地球儀等のほか、江戸時代の地形模型、朝鮮通信使の贈品、オランダとの条約書、寺院の参篭札(さんろうふだ)、算額(さんがく)、暦書(れきしょ)、造船関係資料や実物の船など様々なものがあります。
江戸時代後期の和算家、測量家として知られた石黒信由(いしぐろのぶよし)の関係資料で、学問研究書とした著述稿本類、検地、測量等に関する記録類、実測に基づいて作成された加越能三州地を中心とした地図類、書簡や覚書等の一紙文書、実地測量で使用した測量器具類等がある。これら、近世学者の関係遺品として統括的にまとまって現存する事例は稀である。
このうち、著述稿本類、記録類、加越能三州地図類、測量器具類等2,051点が重要文化財として指定された。
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