安全・安心情報
更新日:2021年2月24日
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富山湾では、いろいろな種類の漁業が営まれています。そのいくつかを挙げてみました。
それぞれどうやって操業しているのでしょう。そして海のレジャーではどのようなことに気を付けなければならないのでしょう。
産卵や餌を求めて回遊する魚群を網の中へ導きいれて獲る漁業。富山県沿岸漁獲量の約7割がこの定置網漁業で漁獲されています。富山湾には大小約150統が敷設されています。
いくつも並んでいるブイがあればそれが定置網です。定置網漁業は、その性格上、魚群の回遊を保護する必要があるため保護区域(別図参照)というものが設けられています。この区域内では当該漁業に支障を及ぼす行為は慎みましょう。
魚介類の通り道を遮断するように網を張り、網目に刺させたり、絡ませたりして魚介類をつかまえる漁業。大きく分類すると網の設置場所によって底刺し網と浮き刺し網に分けれます。
ブイを見つけたらその下には刺し網があると考え、事故や漁具損壊を防ぐため航行時は避けて通るよう心がけましょう。また、ブイ付近での釣りは釣り針による網の損壊等のトラブルを招きかねませんのでブイ付近での釣りは慎みましょう。
夜間、スルメイカを集魚灯の光で集め、自動いか釣り機でひっかけてつかまえる漁業。
操業中のいか釣り漁船に接近しての釣りは、接触事故等のトラブルが発生する危険性がありますので、漁船の周囲での釣りは慎みましょう。
袋状の網を漁船でひいて魚介類をとる漁業。シロエビとアマエビは主にこの漁業で漁獲されています。
漁船のすぐ後ろは、網をひくワイヤーが出ているので漁船の後方を航行するときは漁船や船上の人の動きに十分注意しながら航行しましょう。
サヨリを目的に2隻の漁船が平行に並んで1つの網をひく漁業。サヨリは海面近くを遊泳することから網は海面をひきます。
2隻の漁船の間に入ったり、すぐ後ろを横切ったりすると網を引っかけることがありますので大変危険です。
はえなわ式に連結したかごに餌を入れて海底に沈めておいて、エビ、バイ、ベニズワイを取る漁法です。べニズワイの取り方は魚津の漁業者が考え出した方法で、今では日本各地で行われています。
かごなわのブイに十分注意して航行しましょう。
あらかじめ網を海底に沈めておいて、電灯の光を利用し魚を集め、8隻の船により、その網を引き上げ、包むようにして魚をとる漁法です。氷見沖合で秋から春にかけて、漁を行っています。他県には少ない大変珍しい魚のとり方として知られています。
※漁具の周辺、操業中の漁船のまわりでは釣りを慎み、船舶の走行も慎重に行いましょう!
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