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更新日:2021年3月23日
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皆さん「健康寿命」という言葉をご存知ですか?健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、本県の「健康寿命(H25)」は、男性が70.95歳(全国31位)、女性が74.76歳(同14位)であり、平均寿命(H27)との間に男性で9年、女性で12年ほど差があります。このため、県では、県民の皆さんが食生活の改善や運動習慣を定着させて、いつまでも健康で過ごせるよう、さまざまな施策に取り組んでいます。
健康寿命の延伸には、まず、県民の皆さんに健康づくりに対する意識を高めていただくことが重要です。そこで、県では、地域や職場など、健康づくりを支援する関係者の連携を強化し、県全体で健康づくりに取り組む機運の醸成を図るため、平成28年5月に「富山県健康寿命日本一推進会議」を設置し、各種の健康づくりを推進してきました。ただ、がんや脳卒中、心疾患など生活習慣病の増大が引き続き大きな問題となっているなか、本県でも生活習慣病による死亡が過半数を占めており、県民一人ひとりに予防のために「野菜摂取の増加」「身体活動の増加」など、生活習慣の改善に、これまで以上に積極的に取り組んでいただきたいと考えています。
県では、県民の1日あたりの野菜摂取量の目標値を350g以上としています。この目標を達成し、一人ひとりの食生活を改善するためには、生活スタイルの多様化に合わせて、家庭だけでなく外食時も含めた取組みが不可欠です。
そこで、家庭における野菜摂取を増やしてもらおうと、「野菜をもう一皿!食べようキャンペーン」を県内491店舗のスーパーやコンビニで展開しています。
また、減塩や野菜摂取の促進に取り組み、シニア向けのメニューを提供する飲食店を「健康寿命日本一応援店」として紹介していますので、ぜひご活用ください。
もう一つ重要なのが身体活動の増加であり、県では、毎年「富山県民歩こう運動推進大会」など気軽に参加できるウオーキングイベントを開催しているほか、主に働き盛り世代が楽しみながら健康づくりに取り組めるよう、スマートフォンアプリ「元気とやま かがやきウォーク」を配信し健康ポイント制度を実施するなど、参加しやすい工夫を行っています。
また、職場における健康づくりの支援として、ウエアラブル端末(身につけて持ち歩くことができる情報端末のこと。今回紹介した取組みで使用したものは、歩数や歩行距離、消費カロリーを24時間記録して、スマートフォンなどにデータを送信することができる。)などのIoT技術を活用して企業チームで歩数を競う「100日健康運動会」を開催し、25社(235名)の企業に参加していただきました。
このほか、県内6ヶ所(定員180名)で日常生活に取り入れられる運動や健康的な食生活を学ぶ「健康合宿」を開催し、参加者は生活習慣改善に向けた意識向上により、成果を挙げています。
県では、「健康寿命日本一」を目指し、今後とも、食生活の改善や運動習慣の定着など、県民の皆さんの望ましい生活習慣・健康づくりの推進に向けた環境整備を進めます。こうした県の施策や市町村、医療保険者等による支援をぜひご活用いただき、日頃から健康づくりに継続して取り組んでいきましょう。
さっそく今日から健康づくりに取り組もう!
現在の国民健康保険は、市町村ごとに運営されていますが、平成30年4月からは、県が市町村とともに運営を担うこととなります。
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