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更新日:2021年3月23日
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少子高齢化やグローバル化など、社会を取り巻く環境が大きく変化しています。県では、全国的にも高く評価される「教育県」として、時代の変化に対応した富山ならではの質の高い教育を進めていくため、様々な取り組みを行っています。
情報通信技術のさらなる進展が見込まれることから、これまでも、県立学校にタブレット端末等ICT機器の配置や無線LAN環境の整備を進めてきました。昨年度までに27校で整備しており、今年度15校、来年度には残る14校で整備することとしています。
さらに、小中学校の新学習指導要領においても情報活用能力の育成が重要とされ、ICTを適切に活用した学習活動の充実が求められています。このため、専門家を招いての講演や、先進地の視察など、ICTを活用した授業改善に向けた各市町村の取り組みを支援することで、教育の場での効果的な活用を全県下に広めています。
タブレットを活用した授業
※ICTとは
情報・通信に関わる技術の総称。従来から日本でよく用いられていた「IT」とほぼ同義。
県ではこれまで、小学生の職場見学、中学生の就業体験「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」など、キャリア教育に積極的に取り組んできました。
今年度からは新たに、高校生を対象にした「社会へ羽ばたく『17歳の挑戦』」を開始しました。企業での就業体験や大学における研究活動等の体験、県内のオンリーワン企業や産業観光地を巡るバスツアーなどを経験することで、生徒が人生の目標をしっかり持って社会に出ていけるようサポートします。
富山の企業魅力体験バスツアー(株式会社能作にて)
※キャリア教育とは
子どもや若者の社会的・職業的自立に向け、能力や態度を育てる教育。
子どもたちの人格形成に大切な幼児期の教育を充実するため、昨年4月、「幼児教育センター」を設置しました。子どもたちの、目標に向かってがんばる力や協調性などを育成するため、幼児教育の内容や指導方法の検討を進めるとともに、幼児教育アドバイザーが幼稚園や保育所、認定こども園を訪問し、子どもたちの姿を通して保育者の接し方を学ぶ研修を行っています。
幼児教育アドバイザーによる訪問研修
県では、県民一人ひとりが未来に夢や希望をもって、いきいきと働き暮らせる「とやま新時代」を切り拓いていくため、個性豊かで創造性に富む本県ならではの教育を、これからも推進していきます。
子どもたちが健やかにたくましく成長できるよう、学校、家庭、地域社会、企業などがそれぞれの役割を担い、県民一丸となってよりよい教育環境を創り上げていきましょう。
質の高い教育を提供するには、教員が児童・生徒と向き合う時間を確保することが重要であることから、スクール・サポート・スタッフや部活動指導員など、外部人材の配置や教員の確保にも力を入れています。
若手教員による県内外の大学生等への仕事紹介、教員を目指す方向けの教員養成講座「TOYAMAてぃーちゃーず’カレッジ」や東京などでの「教員UIJターンセミナー」の開催等、富山県の未来を支える教員志望者をサポートしています。
教員UIJターンセミナー
詳しくは「富山県教育委員会」で検索
TEL.076-444-3430
FAX.076-444-4433
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