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トップページ > 県政の情報 > 広報・情報公開 > 広報紙・番組(テレビ、ラジオ)・新聞広報 > 広報紙 > 県広報とやま > 2022年 > 「県広報とやま」2022年1月号 NO.499 > 特集1 女性活躍の推進~企業の成長とウェルビーイングの実現を目指して~
更新日:2022年1月9日
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女性活躍が進まない背景には、「家事や育児は、女性が人に頼らず自分でするもの」といった固定観念がありそうです。
家庭、社会、そして企業においても、これまでの価値観を見直していく必要があります。
少子高齢化や人々の価値観の多様化が進む中、新型コロナの影響により経済活動や生活様式も変容しています。企業においても、これまでの常識にとらわれない変革が求められ、より柔軟な発想による多様な価値観を踏まえた経営が必要となっています。
そんな中、富山県の状況はというと、若い女性の転出超過が続き、多くの女性が職場や家庭での不平等感を抱えています。また、女性の就業率や正社員割合が高い一方、管理職割合は低いのが現状です。
企業が女性活躍に取り組むと…
などのメリットがあるといわれています。
県が昨年7〜9月に実施したアンケート結果によると、女性の約7割、男性の約半数が女性活躍のネックは家庭の負担だと認識しています。背景には、「男性は外で仕事をし、女性は家庭を守るもの」のような無意識の思い込み(※1)があると思われ、それをなくしていくことが必要です。
また、女性の約3割が、生理など健康課題をあげています。これまでは個人の問題とされてきましたが、健康に自分らしく働くための共通した課題であり、今後は企業側の理解も求められます。こうした健康課題をテクノロジーで解決に導く製品やサービスである「フェムテック(※2)」も近年注目されています。
※1:内閣府 男女共同参画局 無意識の思い込みチェックシート・事例集(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)あなたは大丈夫?ぜひチェックしてみてください。
※2:フェムテック:Female(女性)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。例えば、生理周期を管理できるアプリなど。
▲一ヶ月の育休を取得した三牧富山県知事政策局長
昨夏、第一子出生にあわせ、富山県庁の部長級では初の1か月の育児休業を取得しました。育休を終え、4か月検診の際、20組程の母子の中、夫婦で参加したのは我が家だけ。正直、気まずい思いもしましたが、その後の検診では、夫婦参加が4組に増加していました。もしかしたら、夫婦で参加したいお母さんも多いのではと感じました。検診などの場で、お父さんが当たり前にいる富山県になったらいいと思います。
女性が管理職になる際の障害を尋ねたところ、企業は「本人の昇任意欲がない」また、男性従業員は「女性自身が希望しない」と思っている一方で、女性従業員は「上司・同僚等が女性リーダーを希望しない」と感じているようです。
県では、今年度中の策定に向け、民間企業とともに進める女性活躍推進戦略を検討しています。
また、県独自の新たな認定制度を創設し、女性活躍推進に取り組む、女性管理職比率の高い県内事業所を認定・公表することにより、企業の人材確保や性別に関わらず活躍できる職場環境の実現を推進することとしています。
副知事メッセージ
誰もが仕事も家庭も充実し、ウェルビーイングを実感でき、それが企業の成長にもつながる、そんな富山県を目指して、民間企業の皆さんとともに、働き方改革と女性活躍を進めていきます!
富山県 副知事 横田美香
県女性活躍推進課
TEL.076-444-3328 FAX.076-444-3479
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