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トップページ > 県政の情報 > 広報・情報公開 > 広報紙・番組(テレビ、ラジオ)・新聞広報 > 広報紙 > 県広報とやま > 2024年 > 2024年8月号 NO.512 > 特集1 移住者×地域で紡ぐ 新たな富山の魅力
更新日:2024年8月4日
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富山県に移住し、地域の人と連携しながら様々な活動をしている移住者と、移住検討者への相談対応や移住者が地域に溶け込めるようサポートしている方々にお話を伺いました。
<プロフィール>
福岡県福岡市出身。サラリーマンとして12年間国内外で勤めたのち、2016年に東京から立山町に移住。移住後は、農園の経営や空き家を改修した民泊の実施、新規就農者の支援、地区の未来構想づくりに携わるなど、様々な活動に取り組んでいる。
自然の豊かな場所で生活したい、のびのびと子育てできたらなあと、漠然とした気持ちがあったという坂口さん。「立山の風景がよかった。ここは面白そう。直感ですね」。会社を辞め、35歳のときに家族で移住。「環境は東京と大きく変わりますが、自分や家族にとって豊かな暮らしや新しい可能性が拓ける。最初は大変でも長い目で見たら楽しい展開になると思いましたね」。富山に来てすぐ、とやま農業未来カレッジに入学しました。
カレッジ修了後の2018年に白雪農園を設立。「せっかく田園に移住するなら、農業を中心にいろんなことをやろうと」。農業、耕作放棄地を活用したポニー牧場、農と食を楽しむ『立山収穫祭』、親子で里山の自然や暮らしを体験する週末プログラム『里のようちえん』の開発のほか、移住の相談にも応じています。今年3月には巡礼宿『宿坊立山』がオープン。多様な営みがつながることで地域の再生を目指す坂口さん。そこには、しがらみのない移住者ならではの動きやすさがあるのかもしれません。
移住のかたちは人それぞれですが、共通するのは地域との関わり。地域に溶け込むために、私の場合と前置きしながら坂口さんはこう話します。「富山は勤勉な土地柄。一生懸命な人が認められる。力仕事を買って出る、困りごとの相談にのる、そうやって地域に一歩踏み出すことで、いつの間にか仲間が増え、自分の活動の応援もしてくれるようになりました」。地域との関わり方はいろいろあるけれど、地域の一員として、支え合いながら暮らしていければ、と坂口さんは考えます。
<プロフィール>
地域で活躍できる人材の支援や育成、若者から高齢者まで幸せに安心して暮らせるまちづくりに総合的に取り組む団体。県内市町村で移住者数ランキング3位の南砺市の移住相談対応や現地受け入れなども担っている。
なんと未来支援センターは2019年4月に設立されました。移住体験ツアーの企画運営や移住体験ハウスの管理、移住希望者のサポートなとが主な事業です。「移住検討者は一人ひとりにカルテを作成します。氏名・住所などの基本情報に加え、移住についての希望や要望などもできる限り詳しく書き込むことで、後々の情報提供やきめ細かい対応に活かしています。カルテ作成は、支援センターの大きな特徴ですね」(原さん)
県内でも移住者の多い南砺市。2023年度、支援センターが関わった移住者は14組26人。「20〜30代の独身の人が多く、まちづくりや農・林業に興味を持つ人も多いです。井波地域では起業を目的に来られる人もいますよ」(常本さん)。近年の事例では、井波彫刻に魅せられた人形作家の方や自然豊かな里山にのんびりライフを求めて来られた方、都会を離れ自給自足の暮らしを目指すご家族など、自分らしい暮らしを叶えているそうです。
「支援センターでは、移住希望者に対するきめ細やかなプログラムを独自に用意しています。不安を解消し、納得して移住してもらうには一人ひとりの心に寄り添う対応が求められますね」(原さん)。「移住体験ツアーでは地元の人にも参加してもらい、交流する機会を作っています。地域を巻き込む意識も大切ではないでしょうか」(常本さん)。それぞれの地域で“移住してよかった”につながる迎え方を考えていきたいですね。
「くらしたい国、富山」公式HPでは、富山県への移住を考えている方に向けて、富山暮らしの魅力や仕事探し、移住のすすめかたなどを紹介しています。相談窓口や支援制度、セミナーやフェアなどのイベント情報も掲載しているので、移住を考えている方にぜひご紹介ください。
(「くらしたい国、富山」HPはこちら)(外部サイトへリンク)
富山移住のプロフェッショナルたちが、移住前はもちろん、移住後も手厚くサポートする相談窓口です。オンラインもしくは対面で、全国5箇所(東京/有楽町・飯田橋、大阪、名古屋、富山)の移住相談窓口へ相談が可能です。
富山市内のとやま自遊館にある富山オフィスでは、移住相談のほか、現地案内や移住者交流会を開催しています。
県では、移住者交流会を年間5回開催しています。プログラムはさまざまで、ます寿し作りなどの富山県の魅力を知っていただくためのワークショップも企画しています。
移住者の知人・友人を作りたい方、富山暮らしのあれこれを語り合いたい方など皆様の参加をお待ちしています。
県地方創生・移住交流課 TEL.076-444-4496
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