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更新日:2024年11月6日

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「第59回(令和6年度)とやま県民家庭の日」に関する作品コンクールの受賞作品紹介

富山県知事賞受賞作品(作文の部)

「あかちゃんのたんじょう」:柳澤 結月さん(富山市立杉原小学校1年) 

 なつきがうまれたよ。おとこのこなのにめっちゃかわいい。しゃっくりは、ちっちゃいねこのなきごえみたい。なつきは、すぐなくけど、それもかわいい。でもね、かおをみてもかわいいけど、こえだけでもかわいい。なつきがはじめておうちにきたとき、めっちゃぷにぷにしたよ。においは、あまいあまいみるくのにおいだよ。だからまいにちにおいをかいでいるんだ。かみのけは、ちょびっとはえているよ。いろいろなうごきをしてかわいいよ。すぐだっこしたくなるね。なつきがおうちにきてくれてうれしいな。なつきがいたら、とってもうれしいんだ。みみがとってもちいさくってかみのけは、とってもさらさらなんだ。はなにしろいまるがいっぱいできているよ。にっこりわらったり、ないたり、しゃっくりをしたりいろいろするよ。くしゃみもするよ。これからもげんきにいてね。

「家族がふえた日」:南 奏さん(富山市立神保小学校4年) 

 れい和5年2月4日、わが家に赤ちゃんがたん生した。わたしにとって2番目の妹だ。

 その十か月前、ママとパパからわたしと妹へサプライズほうこくがあった。なんと、ママのおなかに赤ちゃんがやって来てくれたのだそう。そのころのわたしは、周りの友達に弟や妹が生まれていて赤ちゃんっていいなと思っていた。そんなわたしにもう一人妹が生まれるのだと思うととても幸せな気持ちになった。と同時に今からママのおなかの中にいる妹に毎日話しかける日々が始まった。

 わたしが、「奏ねえねだよ。早く会いたいよ。」と笑顔で伝えるわたしを見てパパとママは「ありがとう」と言ってくれた。

 そして、2月4日ママはじんつうがきて、病院に入院した。その時はまだコロナ対さくで家族は病院には入れなかったので病院のげん関でママに「がんばって赤ちゃんを生んでね。」と言って見送った。

 それから数時間後、妹がたん生した。生まれたばかりの妹は、小さな天使のようにかわいかった。ママとのテレビ電話を切った後、急にさみしい気持ちがあふれてきた。これから5日間パパと妹とわたしの3人で助け合おうねと約束して毎日を過ごした。まだようち園の妹はママがいないととてもさみしそうにしていたので、わたしはたくさんいっしょに遊んだ。ママが作っておいてくれたご飯を食べるととても幸せな気持ちになった。わたしもママがいなくてさみしいのだとそこで分かった。早くママの顔が見たい、そう思った。

 そしてたい院前日、パパと妹とわたしでママのたい院をお祝いするために部屋にかざりつけをしてママの帰りを待った。

 次の日ママが2番目の妹をだっこしてわが家に帰って来た。わたしはママの顔を見たしゅん間、ぎゅっとだきついた。ママは、「ずっと妹のお世話をありがとう。よくがんばったね。」と言ってくれた。たった5日間だったけれど長い5日間だったように思う。それはきっと家族全員が同じ気持ちだったのだと思う。

 2番目の妹のたん生は、わが家にとって一大イベントだった。家族のだれか一人でもかけてしまうと全くちがう毎日になることが分かった。これからもわが家はみんなでワンチーム。何があっても家族全員で助け合っていこうと強く思った。

 ママと2番目の妹が帰ってくるまでにたくさんがんばった。パパと妹、そしてわたしにもとく大の花丸をあげたい。

 ようこうそわが家へ、わたしの大切な2番目のかわいい妹。これからもよろしくね。生まれて来てくれてありがとう。

「私の大切なもの」:谷口 いろはさん(高岡市立高陵小学校6年) 

 私は、5年生のクリスマスに、自分専用のタブレットを買ってもらった。

 それまでは、お父さんやお母さんのスマートフォンを借りたり、ゲーム機を使ったりして遊んでいた。

 私はふだんから友達が少ないわけではないし、学校ではだれとでも仲良く遊ぶことができる。でも、周りの友達は、みんな自分用のスマートフォンを持っていて、子ども同士で連らくも取り合っていた。少しだけさびしい思いがしていた。

 それで、お父さんにお願いした。

「私も、スマホが欲しい。」

と。お父さんはきっぱり言った。

「SNSがこわいからダメ。」

私はあきらめられず

「タブレットじゃダメ?」

と聞いてみた。実は私は、絵をかくのが好きで、小さい時からいつも自由帳にたくさんの絵をかいていた。タブレットを使って、もっとたくさんの絵を、たくさんの色を使ってかいてみたいと思っていたのだ。

「家の中だけなら。」

と、お父さんは許してくれた。

 タブレットをもらって、私の世界は大きく広がった。絵をかけるのはもちろんのこと。好きな時に動画を見たり、許してもらえるはん囲の友達とSNSのやりとりができるようになったからだ。

 私は夢中でタブレットを使った。家で使う時は「宿題が終わってから」や「決めた時間内で」というルールをしっかり守って遊んでいる、つもりだった。

 でも、しばらくすると、私は学校から帰るとすぐに自分の部屋に行き、最初にタブレットを見るようになってしまっていた。その後から宿題をして、またタブレットを使うという生活になっていた。家族に呼ばれても、

「あと少しだけ。」

と言って、部屋からあまりでていかなくなってしまっていた。ひどい時には、

「うるさい。わかっとる。」

と、口答えまでするようになっていた。

 そんなある日、学校の宿題で「アウトメディア週間」というのがあった。メディアにふれる時間を減らすことが目標だ。その日、私はタブレットを使わないことにした。でも、私はそこで考えてしまった。

(どうやって遊べばいいんだろう?)

 タブレットをもらう前までは、遊ぶ時にこんなことを考えることなんてなかったはずなのに、その日は頭が固まってしまった。弟は自分の宿題が終わって、ゲームをしていた。

「アウトメディアやよ。」

と私は弟に言った。そしてとっさに、

「いっしょに絵、かこう!」

と、口にした。

 私は古い自由帳を引っぱり出して、弟と絵をかいて遊んだ。2人とも好きなアニメのキャラクターを、何も見ずにかいてみた。弟のかいた絵がおもしろすぎて、私は笑ってしまった。そんな私を見て、弟も大笑いをしていた。その時、私は思い出した。

(私の家族は、みんな絵をかくのがすきだったんだ。)

 私は、お母さんとお父さんが帰って来た時、

「みんなで絵しりとりをしよう。」

と言った。そして家族みんなで、大笑いしながら、自由帳がなくなるくらいまで、絵しりとりを続けた。

 タブレットやスマートフォンはとても楽しいし便利だ。でも、使いすぎると、自分だけの世界に入ってしまって、家族の関係が悪くなってしまう。本当に楽しくて、安心していっしょに遊べるのは、家族なんだということがわかった。これからは、もっともっと家族を大切にしようと思う。

「えがおあふれるたんじょう日」:村井 奈緒さん(砺波市立砺波東部小学校1年)

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「ぼくには習字の先生がいっぱい!」:柏原 優真さん(滑川市立田中小学校4年)

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富山県知事賞受賞作品(ポスターの部)

瀧本 快光さん(立山町立雄山中学校3年)

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図画・ポスターの部受賞作品一覧

図画・ポスターの部の受賞作品一覧は、以下のリンクからご覧いただけます。

図画の部受賞作品一覧(PDF:1,150KB)

ポスターの部受賞作品一覧(PDF:565KB)

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所属課室:厚生部こども家庭室こども未来課こども育成推進担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3136

ファックス番号:076-444-3493

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