子どもによる医薬品の誤飲事故に注意!
今般、消費者庁の消費者安全調査委員会において、子どもによる医薬品の誤飲事故に係る事故等原因調査の経過報告が取りまとめられました。その報告では、子どもによる医薬品の誤飲事故が増加傾向にある一方で、誤飲事故を知らない保護者が多いことが指摘されています。
医薬品を誤飲すると、場合によっては入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがあります。
1.医薬品を保管する際に注意すべきこと
- 子どもの手の届かない、見えない所に保管しましょう。
- 保管する場合には、鍵のかかる場所に置く、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を講じましょう。
- 服用後はそのまま放置せず、元の安全な場所に片付けましょう。
- 特にリスクの高い医薬品については、細心の注意を払いましょう。向精神薬(催眠鎮静剤、抗不安剤、精神系作用剤など)、血糖降下剤、気管支拡張剤、降圧剤
- 年齢や発達段階によって事故の特徴が変化します。
2.誤飲事故が発生した際の対処
万が一、お子さまが医薬品を誤飲した場合は、お子さまの状態や薬の名称、飲んだ量を確認した上で、直ちに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
- 小児救急電話相談
- 休日、夜間の子どもの急な病気への適切な対処の仕方や、受診する病院等について、小児科医師や看護師のアドバイスを受けることができます。
- #8000番をプッシュすると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。(通話料は相談者負担)
- 公益財団法人日本中毒情報センター中毒110番
- 医薬品、化学物質(たばこ、家庭用品など)、動植物の毒などによる中毒事故への対処について、薬剤師等のアドバイスを受けることができます。
- 【連絡先】(通話料は相談者負担)
- 大阪:072-727-2499(24時間対応)
- つくば:029-852-9999(9~21時対応)
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