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更新日:2024年9月2日
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伏木富山港は伏木地区、新湊地区、富山地区の3地区からなる港湾です。本州のほぼ中央に位置し、能登半島に庇護され風波の影響を受けにくいといった地理的条件に恵まれ、古代から要港として栄えてきました。
現代においても、国際海上貨物輸送網の拠点としてとくに重要とされ、昭和61年には“特定重要港湾”に、平成23年4月には全国で18港、本州の日本海側では2港のみの“国際拠点港湾”に選定されました。
日本海側港湾の貿易および観光における国際競争力を強化し、対岸諸国のみならず東南アジア等の成長力を日本の成長に取り込むこと、また、太平洋側港湾の代替機能を強化し、大規模災害時の物流ネットワークを構築すること、さらに、脱炭素社会の実現に貢献することが、いま、伏木富山港に求められている役割です。
そして、これをしっかりと果たすべく、さらなる機能の拡充と連携の緊密化をはかる取り組みを、3地区で個別的かつ有機的に進めています。
伏木港は、小矢部川の河口港として古くから発達した港であり、背後地には石油配分基地のほかパルプ・紙製造業や化学工業等を中心とした工業地帯を形成しています。
平成元年から、大型化する船舶への対応を図るため、外港建設に着手し、平成18年から現在の形となっています。
22万トン級クルーズ船も寄港可能な水深12mを有する万葉3号岸壁は、耐震強化岸壁として整備済みであり、令和6年能登半島地震の際に支援物資を被災地へ送る支援船の利用がありました。
富山港は、神通川の河口港として発達した港で、大正中期には物流機能を活かした都市計画事業により工業地帯が造成されており、背後地には火力発電所のほか石油配分基地、化学工業が立地しています。
また、富岩運河を中心とした親水空間が形成され、県民の憩いの場として利用されています。
富山新港は、背後に広がる臨海工業地域の流通拠点として昭和43年に開港した掘込港湾です。
平成14年度からは国際物流ターミナルが供用を開始し、現在、1万2千トン級コンテナ船の2隻同時接岸・荷役が可能となっており、外貿定期コンテナ航路のほか、令和5年からは内航フィーダー航路も就航しています。
木材チップ、石油コークス等のバルク貨物の拠点にもなっている中央ふ頭では、北陸地域で最大規模となる水深14m連続560m岸壁を有し、5万5千トン級バルク船の2隻同時着岸が可能となっています。
また、旅客船バース、海王丸パーク、新湊マリーナ及び元気の森公園など地域活性化の拠点として重要な役割を担っています。
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