安全・安心情報
更新日:2021年3月16日
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雨が全く降らないと洪水の心配はなくなります。しかし、反対に困ることがあります。それは、田んぼや畑などで水を使いたい時に必要な水がないと、お米や野菜が育ちません。こんな時、ダムに貯めてある水を放流し、水不足を解消することができます。
上のグラフは、農業用水に利用するために、ダムに貯めておいた水を放流した年の貯水池の水位の変動を表したものです。雨が降らず農業用水が不足すると、ダムから(ピンク色塗部分)の量の水を放流します。
そして、雨が降って水不足が解消されると、再び、次の水不足に備えて、ダムの水を常時満水位まで貯めておきます。
ダムの機能としては最低水位付近まで放流することが出来ます。
(※最低水位:通常これよりも下の貯流水が利用できない一番低い水位のこと。白岩川ダムでは123.80mですが、低水放流バルブのおかげで、これより下にある水の一部を放流することもできます。)
平成6年は全国的にも記録的な水不足となりました。白岩川流域でも、水が必要となる時期の雨量は、例年の約4分の1という記録的な少雨になり、さらに猛暑が重なったため、極端に白岩川及び用水の水量が減少し、大変な水不足に悩まされました。
そこで、白岩川水系の関係団体で構成する「白岩川水系水利調整委員会」を設置し、貴重な水の使い方、対策の検討などを話し合い、協力しあって、農作物への影響を最小限に抑えることが出来ました。
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