安全・安心情報
更新日:2024年11月29日
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県では、福島第一原子力発電所の事故を受け、環境放射線の測定並びに降下物(雨・ちり)及び上水(蛇口水)の放射性物質の分析を実施し、その結果を県ホームページにおいて適宜公表しています。
また、国において、UPZ(緊急時防護措置を準備する区域)の範囲の目安が原子力発電所から概ね30kmとされたことに伴い、志賀原子力発電所の事故等による影響を総合的に監視するモニタリングステーション等を氷見市に新設し、放射線の監視ネットワークシステムを整備するなど環境放射線の監視体制を充実・強化しています。
県内15か所のモニタリングポストにより環境放射線の連続測定を実施しています。モニタリングポストの観測値は次のとおりです。
東日本大震災が発生した平成23年3月11日からの測定結果は、自然界の放射線のレベルの範囲内であり、異常は認められません。
なお、射水局のモニタリングポストは、令和5年2月1日から2日かけて移設しました。移設前後における測定値の変化は、測定高さの変更(15m→1m)によるものです。
【メンテナンス情報】
降下物として、1か月間に降下した大気中の雨、ちり等を採取し、ゲルマニウム半導体検出器を用いて毎月核種分析を実施しています。分析結果は次のとおりです。
降下物からごく微量の放射性物質が検出されたこともありますが、健康に影響を及ぼすレベルではありません。
区分 | 降下物(MBq/km2) | ||
---|---|---|---|
ヨウ素131 | セシウム134 | セシウム137 | |
令和6年7月分 (7月1日~8月1日採取) |
検出されず | 検出されず | 検出されず |
令和6年8月分 (8月1日~9月2日採取) |
検出されず | 検出されず | 検出されず |
令和6年9月分 (9月2日~10月1日採取) |
検出されず | 検出されず | 検出されず |
(過去) 富山県(平成21年度) |
検出されず | ― | 最大 0.28 最小 検出されず |
(過去) 全国(平成21年度) |
検出されず | 検出されず | 最大 6.5 最小 検出されず |
MBq/km2(メガベクレル毎平方キロメートル) なお、Bq(ベクレル)とは、放射性物質の量を表す単位。
福島第一原子力発電所の事故を受け、毎日分析を行っていましたが、原子力規制委員会(旧所管 文部科学省)からモニタリングの見直し方針(参考:原子力規制委員会ホームページ)(外部サイトへリンク)が示されたことから、平成24年1月から分析頻度を1月に1回としています。
県内でも福島第一原子力発電所事故前後でストロンチウム90が極微量検出されましたが、事故後の最大値は0.088MBq/km2で、事故前の最大値 0.086MBq/km2と比べても同程度であり、発電所事故の影響はほとんどみられませんでした。
上水(蛇口水)について、1年に1回、水道蛇口から採取し、ゲルマニウム半導体検出器を用いて核種分析を実施しています。分析結果は次のとおりです。
区分 | 上水(蛇口水)(Bq/kg) | ||
---|---|---|---|
ヨウ素131 | セシウム134 | セシウム137 | |
令和4年度分 (6月8日採取) |
検出されず | 検出されず | 検出されず |
令和5年度分 (6月12日採取) |
検出されず | 検出されず | 検出されず |
令和6年度分 (6月20日採取) |
検出されず | 検出されず | 検出されず |
(過去) 富山県(平成21年度) |
検出されず | ― | 検出されず |
(過去) 全国(平成21年度) |
最大 0.0016 最小 検出されず |
検出されず | 最大 0.00017 最小 検出されず |
Bq/kg(ベクレル毎キログラム) なお、Bq(ベクレル)とは、放射性物質の量を表す単位。
※ 厚生労働省が定めた水道水中の目標値:放射性セシウム(セシウム134及び137の合計) 10Bq/kg
福島第一原子力発電所の事故を受け、毎日分析を行っていましたが、原子力規制委員会からモニタリングの見直し方針(参考:原子力規制委員会ホームページ)(外部サイトへリンク)が示されたことから、平成24年1月から分析頻度を3箇月に1回としています。さらに平成28年4月からは、原子力規制庁の総合モニタリング計画の改定(参考:原子力規制委員会ホームページ)(外部サイトへリンク)を受けて、分析頻度を年1回としています。
平成23年6月から毎月1回サーベイメータを用いて、環境科学センターの前庭(地上1m高さ)で放射線の測定を行っていましたが、射水局のモニタリングポストの測定高さの変更(15m→1m)に伴い測定を終了しました。
平成23年6月13日から令和5年1月11日までのデータはこちら(PDF:249KB)
原子力規制委員会では、「環境放射能水準調査」として、全国の各都道府県の協力を得て、定期的に降下物等に含まれるストロンチウム90を調査し、その結果については、毎年「環境放射線データベース」に登録して、インターネット上で公開しています。
日本の環境放射能と放射線「環境放射線データベース」(外部サイトへリンク)
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