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更新日:2021年2月24日
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気象庁ホームページより抜粋
光には電波のように波長があり、物体によっては吸収する波長と反射する波長が異なるため、さまざまな色に見えます。雪の結晶の一つひとつは透明ですが、細かい結晶が折り重なると、光の乱反射効果によって白く見えるようになります。
初雪は、冬になって最初に降る雪のことを言います。ちなみに、主な都市の初雪の平年の日は以下のとおりです。
札幌:10月28日 仙台:11月24日 東京:1月3日 名古屋:12月20日 富山:12月2日
大阪:12月22日 高知:12月30日 福岡:12月15日 鹿児島:1月2日
雪が山頂付近に積もり、白く見えることを冠雪といいます。夏が終わったあと、山麓の気象台や測候所から初めて見えたときを、その山の初冠雪といいます。ちなみに、甲府地方気象台から見た富士山の初冠雪の平年日は9月30日です。
冬になると、日本付近にはシベリア大陸で発達した高気圧から、北寄りの冷たく乾いた季節風が吹きやすくなります。この風は、比較的温かな日本海をわたってくる途中で、水蒸気の補給を受けるため、湿った風となります。この湿った風が、日本列島の中央の山脈にさえぎられて上昇気流となり、雪雲ができて日本海側に雪を降らせるのです。
山雪は、山間部で降る雪のことです。これは日本海から十分に湿気を含んだ北西の季節風が、日本の中央の山脈にぶつかって、山間部を中心に大雪を降らせるものです。里雪は、日本海沿岸の平野部で多量の雪が降ることをいいます。これは日本海を日本列島に沿って西から吹いてきた湿った空気が、平野部の冷たい空気の上にのし上がって大雪を降らせるものです。
雪の粒は、大気の状態によってさまざまな形をしており、その形によって性質がちがいます。粉雪は寒く乾いたときに降ります。逆に、空気が比較的暖かく湿っているときにぼたん雪となります。ですから、粉雪は軽い雪に、ぼたん雪は重い雪になります。
あられは、直径がおよそ2~5ミリほどの氷の固まりです。雲の中を落ちてきた雪の結晶が、下からの上昇気流におし上げられて、また落下するということを何度も繰り返しているうちに、たくさんの水の粒が凍りついて降ってくるものをいいます。あられが直径5ミリ以上のものになると、ひょうと呼ばれ、ゴルフボール大のものや、ときには野球ボールより大きいものが降ることもあります。
みぞれとは、雨と雪が混じったものをいいます。上空から雪が降ってくる途中、地上近くの気温が高いと、雪がとけて雨になります。一部分とけずに雪のまま落ちてくると、みぞれになります。みぞれは、観測分類上は雪に含めます。
沖縄本島の西にある久米島の観測所で、1977年2月17日にみぞれが観測されています。みぞれは観測分類上「雪」なので、「降ったことがある」ということになります。
人工降雨といっても、全く雲のないところから雨を降らせるのは無理で、雲のあるところに雨粒の核になるもの(ドライアイス等)を蒔き、雨を降らせます。現在のところ、水不足を解消できるほど雨を降らせることはできません。
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