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更新日:2021年2月24日
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これが遺跡のメインです。須恵器と瓦を焼いた登り窯が復元してあります。実際に焼き物が焼けるよう、多少現代風になっていますが想像をたくましくして見て下さい。もちろん上屋は現代風です。
登り窯の口です。人がやっと入れる程度の大きさです。脇にみえるのは燃料となるアカマツの薪です。アカマツでなければ焼成温度があがりません。
実際に焼くときには、この窯口で次から次へと薪をくべなければなりません。もちろん3日間24時間体制です。
窯の胴体を上からみています。この窯は半地下式といい、半分が地中に、半分が地上にでています。白く見える部分も焼成時には真っ赤に熱します。
黒く見えるところは焼け具合などを確認するための穴です。
製鉄炉が発掘された場所を石敷きで表示してあります。真ん中の長円部分が炉の本体で、周囲にコの字に巡っているのは排水の溝です。
須恵器の窯跡を石敷きで表示してあります。須恵器は還元焼成された灰色をした硬質の焼き物で、カメ、ツボ、ハチ、ワンなどの種類が焼かれます。水漏れしにくいが、火にかけると割れてしまうという特性があります。
窯で焼き物を焼いた工人の住居跡をタイル状に敷き詰めた石で表示してあります。この時代の住居は竪穴式住居で、隅にはかまどがついています。
遺跡の中央にある休憩所。真ん中には陶器でできた遺跡の立体模型があります。
この施設は遺跡のガイダンス施設として建てられたもので、木造平屋建て、屋根は本瓦葺きになっています。使用している瓦は、出土した飛鳥時代のものを模して作ったものです。
飛鳥時代よりも古くなりますが、小杉丸山遺跡には古墳がいくつもありました。古墳は直径10から20m程度の円墳で、遺跡内にはこのうち5基が残されています。
飛鳥工人の館平面図
小杉丸山遺跡を中心とした近隣の遺跡を示した模型。このあたりには須恵器の窯跡や製鉄の遺跡などが多くあることがわかります。
燃料に使う雑木が豊富にあったからと考えられています。
小杉丸山遺跡から出土した瓦や土器などのレプリカ。
展示されているのはここの窯で焼かれたものばかりです。
小杉丸山遺跡の復元窯では年1回、実際に焼き物を焼いています。
ここに並んでいるのは平成8年度に焼かれた作品。上手に焼けています。
県内で焼かれた焼き物を写真パネルで紹介しています。
ここにあるのは小杉丸山遺跡近くの石太郎G遺跡で発掘された製鉄炉の現物です。重さは1トン近くあります。
発泡ウレタンで固め、クレーンで吊り上げ、ここまで運びました。
ソファーがあります。小杉丸山遺跡にやってくる小鳥のさえずりを聞きながら、古代の日常にひたってみてはいかが。
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