安全・安心情報
トップページ > 県政の情報 > 広報・情報公開 > 広報紙・番組(テレビ、ラジオ)・新聞広報 > 広報紙 > 県広報とやま > 2019年 > 「県広報とやま」2019年8月号 NO.487 > 「県広報とやま」2019年8月号 NO.487(2)
更新日:2021年3月23日
ここから本文です。
南砺市利賀村を拠点に活動する劇団SCOTの主宰・鈴木忠志氏と、世界で活躍する芸術家による舞台芸術の祭典「シアター・オリンピックス」。今回は日本・ロシアの共同開催で、日本の開催地である本県では30作品が上演されます。
「シアター・オリンピックス」は、鈴木忠志氏やテオドロス・テルゾプロス氏(ギリシャ)など世界各地で活躍する演出家・劇作家により1994年ギリシャのアテネで創設された国際的な舞台芸術の祭典です。
1995年のギリシャを皮切りに、日本、ロシア、中国など、世界8カ国で開催されてきました。
鈴木忠志 構成・演出「世界の果てからこんにちは」
第9回となる今回は、日本とロシアの共同開催で、2つの国での共同開催は祭典史上初となります。
ロシア開催のメイン会場となるサンクトペテルブルク市は人口500万人を超える文化的大都市である一方、日本の利賀は人口約500人弱の山間の村です。
日本開催の芸術監督を務める鈴木忠志氏は、「サンクトペテルブルクでは大都市の華麗な劇場が会場となりますが、利賀は合掌造りの小劇場や野外劇場。しかし、利賀に来ると山の自然と日本の伝統を感じる豊かな時間があり、環境そのものが作品となっています」と語ります。
第9回シアター・オリンピックスのテーマは、「Creating Bridges」です。共同開催の実現により、舞台芸術の多様な可能性を示し、“自然と都市に橋を架け、つなぐ” “世界に虹を架ける”という思いも込められています。
東京都内のホテルでの記者会見
利賀芸術公園野外劇場
8月23日から9月23日までの1カ月間、舞台芸術作品の上演のほか、次世代への教育プログラムなども実施されます。
舞台芸術作品は、南砺市利賀村の利賀芸術公園、黒部市の前沢ガーデン野外ステージと宇奈月国際会館「セレネ」で30作品が上演され、鈴木忠志氏や、ロシア開催の芸術監督を務めるヴァレリー・フォーキン氏など、世界を代表する芸術家の多彩な公演がラインナップされています。
また、鈴木忠志氏が観客の皆さんの質問に答えるトークや上演作品について様々な視点から迫るシンポジウム、演劇経験者を対象にしたワークショップなど、貴重なプログラムが行われます。
この祭典が皆さんにとって、グローバル化、均一化が進む世界の中で、舞台芸術を通して、民族や地域の共通性と違いを同時に知る機会となれば幸いです。
前沢ガーデン野外ステージ 完成記念公演
鈴木忠志 演出「ディオニュソス」
宇奈月国際会館「セレネ」
シアター・オリンピックス2019実行委員会
TEL.076-444-8650 FAX.076-444-8900
詳しくは「シアター・オリンピックス」で検索
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください