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更新日:2024年4月22日

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ブロック塀の倒壊防止について

1.ブロック塀の倒壊による被害について

平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、震度6弱を観測し、この地震の影響で、建物や煙突、ブロック塀等に多数の被害が発生しました。
倒壊したブロック塀は、道路をふさぎ、被災者の避難や救助活動を妨げます。また、昭和53年の宮城県沖地震や平成28年の熊本地震等の過去の地震、そして今回も死傷者を出しています。

2.安全・安心な生活空間の構築をめざして

ブロック塀については、建築基準法施行令第62条の8や平成12年建設省告示第1355号で基準が設けられています。
建築基準法等の規定を満足するブロック塀は、大きな地震にも耐えることができますが、年数とともに老朽化が生じます。
ブロック塀の維持管理は、所有者、管理者の責任であり、日頃からの点検により、適正な状態の維持に努めていただき、安全・安心な生活空間の構築をめざしましょう。

点検のチェックポイント

以下の項目を点検し、ひとつでも該当しないものがあれば、危険なので改善しましょう。
まず、外観で1~5をチェックし、ひとつでも該当しないものがある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。

  • 1.塀は高すぎないか
    • 塀の高さは地盤から2.2m以下か。
  • 2.塀の厚さは十分か
    • 塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
  • 3.控え壁はあるか。(塀の高さが1.2m超の場合)
    • 塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか。
  • 4.基礎があるか
    • コンクリートの基礎があるか。
  • 5.塀は健全か
    • 塀に傾き、ひび割れはないか。

<専門家に相談しましょう>

  • 6.塀に鉄筋は入っているか
    • 塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
    • 基礎の根入れ深さは30cm以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)

⇒詳細は、関連ファイル「ブロック塀の点検のチェックポイント(国土交通省)」をご参照ください。

3.安全点検後の対応

点検の結果、危険性が確認された場合には、付近通行者等への速やかな注意表示等を行い、補修、撤去等を行いましょう。

4.危険なブロック塀等の撤去等にかかる補助制度

現在、県内では市町村と連携して、道路に面した、住宅に付随する危険なブロック塀等の撤去等に補助をおこなっています。

  • 除却に要する工事費の3分の2を補助します。(補助金の限度額は10万円)
  • 対象となる塀は、上記「点検のチェックポイント」にひとつでも該当しないブロック塀(補強コンクリートブロック造、レンガ造、石造などの塀)で、住宅に付随して道路に面するものです。
  • 除却後の建替え、塀に付随する門柱の除却等、市町村により追加の補助メニューがある場合があります。
  • 申込先は住宅及び塀の所在する各市町村の窓口です。
  • 申請される方は必ず工事を実施する前に市町村担当窓口にご相談ください。
  • 市町村担当窓口の連絡先は関連ファイル「チラシ(そのブロック塀、大丈夫ですか?)」をご確認ください。

関連ファイル

お問い合わせ

所属課室:土木部建築住宅課建築指導係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 防災危機管理センター8階

電話番号:076-444-3356

ファックス番号:076-444-4423

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