安全・安心情報
更新日:2023年12月18日
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自然保護課では、県内の登山道、園路等の施設を順次整備(補修、改修含む)しております。
令和5年度に整備した、中部山岳国立公園内の主な4箇所についてご紹介します。
雪倉岳の南側の鞍部にある雪倉岳鞍部避難小屋の石積防護壁が、長年の風雪により崩れかけていました。この石積防護壁の改修により、今後も悪天候時などの緊急時に登山者の命を守る施設として機能を果たしていきます。
なお、雪倉岳鞍部避難小屋は緊急避難時以外は宿泊できませんので、登山計画を立てる際はご注意ください。
黒部峡谷鉄道の終着点、欅平の猿飛峡へ向かう遊歩道上で、落石対策工事を行いました。令和6年度からは久々に猿飛峡までの散策を楽しむことが出来るようになる予定です。
黒部ダムから黒部湖左岸を上流に散策できる黒部湖遊歩道について、道の補修や、古くなった案内看板の改修を行いました。黒部湖園地を散策しやすくなるように平坦な道となっておりますので、黒部ダムを訪れた際はぜひお立ち寄りください。
有峰の折立登山口から、薬師岳や黒部川源流域へ向かう登山道を再整備しています。令和5年度は足場の悪い登山道を歩きやすい階段に再整備(108m)しました。登山道の再整備は、次年度以降も実施予定です。
令和4年度に整備した主な施設は位置図で示した、立山黒部アルペンルート沿いの3箇所です。
雷鳥沢野営管理所を火山噴火時の避難促進施設として増築改修を行いました。屋根には噴石対策を施し、緊急時の避難スペースも整備いたしました。また、あわせてトイレの洋式化を行い、インバウンドにも対応した、これまで以上に頼れる施設となりました。
弥陀ヶ原から松尾峠区間の老朽化した遊歩道を54m再整備しました。木道のリニューアルと植生復元作業により、弥陀ヶ原の自然観察が行いやすくなりました。遊歩道の再整備は次年度以降も実施予定です。
かつて昭和天皇も訪れて、称名滝を眺められた大観台園地を再整備しました。園路は足に負担のかからないよう、緩勾配の舗装を行ったとともに、転落防止のための安全柵も設置しました。今後はバス駐車場等の整備も計画しており、これまで以上にアクセスしやすくなる予定です。
当課では、登山者に安全な登山を楽しんでいただけるよう、今後も整備を実施してまいります。
登山を計画される際は、ご自身の体力、体調、天候等を十分に考慮し、余裕を持った計画となるよう、心がけてください。
グレーディングマップを見れば、代表的な登山ルートの難易度を確認できます。ぜひご活用ください。
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