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更新日:2024年1月15日
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温暖化をはじめとする地球環境問題は、世界各地で気候や生態系に激しい変動をもたらしています。
環境問題が深刻になるとともに、水資源にも大きな影響が出ています。
世界の水を守るためにも、環境問題への取り組みが急がれているのです。
地球は太陽のエネルギーで温められています。温められた地面から出る熱の一部は、宇宙に放出されますが、残りの熱は大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスに吸収されます。このため、地球の平均気温は約15℃に保たれ、人間やその他の生物が生きていくのにちょうどよい環境になっています。
しかし、大気中の温室効果ガスの濃度が増加し、吸収される熱が増えると地表面の温度が上昇します。これを「地球温暖化」といいます。
温暖化が進めば、洪水や干ばつが頻発し、台風が増えたり強大化するなどの異常気象が予測されると言われています。生態系が変化して森が破壊されれば、森林の水を蓄え養う機能も失われます。また、たとえば富山で積雪が減少すれば、たちまち水源の確保が難しくなることも、懸念されています。
<とやま21世紀水ビジョン(概要版)関連ページ>
第3編 第3章 1.地球温暖化
<関連リンク>
とやま地球環境ポータルサイト(県環境政策課)
酸性雨とは、主として化石燃料の燃焼で生ずる硫黄酸化物や窒素酸化物等により、酸性の度合いが強くなった(pHが低くなった)雨、霧、雪等のことをいいます。なお、雨水は大気中の二酸化炭素を吸収し、大気が酸性物質に汚染されていなくても弱い酸性を示すため、一般的にはpHが5.6以下の場合を酸性雨といいます。
酸性雨は、原因物質の発生源から数千キロメートルも離れた地域にも影響を及ぼす性質があり、国境を越えた広域的な現象です。
▼身の回りのものpH
酸性雨によって汚染された湖沼や河川などの水は利用できなくなったり、魚など水生生物もすめなくなる可能性もあります。また土壌が酸性化して樹木が枯れると、水を蓄え養う森林も減ってしまうことも懸念されています。富山県では県内各地で継続的に酸性雨の観測を続け、影響を注意深く見守っています。
<とやま21世紀水ビジョン(概要版)関連ページ>
第3編 第3章 2.酸性雨
<関連リンク>
地球環境ポータルサイト(県環境政策課)
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