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トップページ > 防災・安全 > 防災・消防・国民保護 > 防災・災害支援 > 防災啓発 > 令和2年度富山県原子力防災訓練実施結果等について
更新日:2024年4月30日
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(1)日 時 令和2年11月22日(日曜日) 8時30分~13時00分
(2)実施場所 富山県広域消防防災センター、氷見市役所、氷見運動公園及びB&G海洋センター、
石川県志賀オフサイトセンター、環境科学センター 等
(3)参加者等 参加51機関、約400人(氷見市住民約65名を含む)
※この他UPZ(発電所からおおむね30km)内全域において屋内退避訓練を実施
(重点実施地区である上庄地区及び熊無地区からは約1,600人が屋内退避訓練に参加)
(1)訓練の想定
・石川県志賀町で震度6強の地震が発生。
・志賀原発2号機において、原子炉が自動停止するとともに外部電源を喪失。その後、非常用の炉心冷却装置による注
水不能により全面緊急事態となるとともに、事態が進展し、放射性物質が放出され、その影響が発電所周辺地域に及
ぶ。
(2)主な訓練
1.災害対策本部の設置、情報共有・連絡訓練(広域消防防災センター、氷見市役所、志賀オフサイトセンター)
県、氷見市で災害対策本部を設置し志賀オフサイトセンター等とのTV会議の実施や、訓練コントローラーを配置し
実災害を想定した状況付与に基づく演習を実施
2.緊急時モニタリング訓練(氷見市内等)
モニタリングポストやモニタリングカー等による空間放射線量率の測定等を実施
3.住民等に対する広報訓練(氷見市内)
防災行政無線や広報車、防災ラジオ等を活用し住民等へ情報を伝達
4.氷見市UPZ全域を対象とした住民の屋内退避訓練(氷見市内)
UPZ内全域において屋内退避訓練を実施(UPZ内の福祉施設も参加)
5.感染症拡大防止対策を踏まえたバス避難に関する手順確認(氷見市立上庄小学校)
感染症流行下での原子力災害時における国のガイドラインを踏まえ、一時集合場所での受付や、避難バス車内の感
染症対策を確認
6.ドライブスルー方式による安定ヨウ素剤緊急配布の手順確認(氷見運動公園)
住民避難の際の安定ヨウ素剤の配布について、ドライブスルー方式での配布手順を確認
7.氷見運動公園での避難退域時検査方法の確認(氷見運動公園)
バスや自家用車の車両検査や、住民検査におけるレイアウト及び手順を確認
8.感染症流行下における避難所の設置・運営方法の確認(B&G海洋センター)
避難元市(氷見市)及び避難先市(高岡市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市)職員と県防災士会会員が合同で
感染症流行下での避難所の設置・運営方法を確認
(1)安定ヨウ素剤のドライブスルー方式での配布について、配布の効率性や住民等の3密回避を図る観点で効果が期待でき
ることが確認された。
(2)氷見運動公園における現状での自家用車とバスの検査手順を確認することができ、今後の検査会場整備におけるより円
滑な検査体制検討のための参考とすることができた。
(3)B&G海洋センターでの避難所開設・運営訓練では、氷見市、高岡市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市に加え、県防
災士会の会員も参加し、感染症流行下の対応も含めた避難所設置・運営に関する情報共有が促進された。
(4)新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に留意すべき状況の下、放射線被ばくと感染症の双方からの住民防護について
検討が進んだとともに、このような状況の中でいかに充実した訓練ができるかを協議する過程で関係機関同士の連携促
進も図られた。
≪評価結果≫
原子力防災に関する最新の知見を有している者による外部評価(第三者評価)及び訓練参加機関による自己評価を実施し
ました。評価結果報告書は添付を参照ください。
≪ビデオ映像≫
今回行った訓練のダイジェスト映像については、以下を参照ください。
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