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更新日:2021年2月24日
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遺跡から出土したもので、当時の生活に関係のある道具等をさします。土器、石器、金属器、木器、骨角器等の造形品だけでなく、粘土、石、骨や金属等の製品素材、加工した後の屑、人間が食べ残したもの、植物の種等も対象となります。時代の制約はありませんが、人間が誕生して活動を始めた旧石器時代から近世までが含まれます。次のようなものが考古資料として指定されています。
富山県では、大珠(たいしゅ)と境A遺跡出土品の2件が国指定の考古資料です。ただし、指定された考古資料は特に重要なものだけとなっていますので、考古資料を理解するうえでは、関連する未指定の発掘資料(埋蔵文化財)もあわせて見た方がより理解しやすいと言えます。
硬玉製大珠とは、硬い石で作られた大型の飾り珠(玉)という意味で、装身具として使用された。
石質は、緑色と白色が入りまじった硬玉(ヒスイ)で長さ15.9cm、重さが470gの鰹節形をしたもので、国内最大であり、縄文時代中期のもの。
境A遺跡は、縄文時代中期から晩期にかけて営まれた集落遺跡。出土した玉類製作関係遺物は、縄文時代における硬玉の採取と加工の実態を示す貴重な資料として、また、磨製石斧製作関係遺物は、原石から完成品までの製作工程の各段階がよくわかる貴重な資料である。玉類製作関係遺物932点、磨製石斧製作関係遺物583点、土器・土製品類77点、石器・石製品類833点、木柱根7点、計2,432点が一括して指定された。
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