知事コメント（令和4年産米の生産目標について）[令和3年12月3日]

1.本文

1　本日、富山県農業再生協議会において、令和4年産米の生産目標として、県全体の生産量172,125トン、面積換算で31,550haが決定されたところです。

　これは、1.国から公表された全国の生産量の目安、2.これまでの富山米の全国に占める需要量シェア等を考慮されたものと承知しております。

2　米の需要量については、近年、人口減少等により全国で毎年10万トンが減少しており、新型コロナウイルス感染症の影響等から米価も低下傾向にある中で、引き続き、主食用米から輸出用米等の非主食用米や大豆、大麦、園芸作物などへの転換を強力に進めていく必要があります。

3　県としては、本県産米の高品質・良食味への取組みによる需要に応じた米生産を進めていくとともに、主食用米からの転換による水田フル活用をさらに促進していくため、ほ場の大区画化等の基盤整備やスマート農業の推進などによる麦・大豆、園芸作物等の生産拡大が図られるよう、農業者を支援していきたいと考えています。

4　今後とも、国の経営所得安定対策や現在検討されている経済対策による支援策なども十分に活用し、生産者の皆さんが将来に希望を持って営農を継続できるよう、JA等の農業団体と連携して取り組んでまいります。

2.関連ファイル

知事コメント（令和4年産米の生産目標について）[令和3年12月3日]（PDF：100KB）