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更新日:2022年10月20日
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最近よく耳にするようになった「健康寿命」という言葉、皆さんはその意味をご存知ですか?
県では、単に平均寿命を延ばすだけでなく、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間(健康寿命)」を延ばすための取組みを進めています。
平成22年の富山県の健康寿命は、男性が70.63年(全国70.42年)、女性が74.36年(全国73.62年)と、男女とも全国平均を上回っています。一方で、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差があり、この差は日常生活に支障のある期間になります。
健康寿命を延ばすことは、個人の生活の質の低下を防ぐだけでなく、医療や介護にかかる費用を増やさないためにも重要です。
富山県の平均寿命と健康寿命の差(平成22年)
(出典:厚生労働科学 健康寿命研究)
本県では、がんなどの生活習慣病による死因が過半数を占め、なかでも胃がんや脳血管疾患による死亡率が全国と比較して高くなっています。
これらの予防のためには、「野菜摂取の増加」、「減塩」や「身体活動の増加」などの生活習慣改善の意識づけが大切です。
富山県の死因別死亡割合
(出典:平成26年人口動態統計(厚生労働省))
県民の1日あたりの野菜摂取量は294.9gと目標値(350g)には達していません。あと1皿分(約70g)工夫して野菜を食べましょう。[1皿の目安:トマト半分、大根約2cm、ナス1本、たまねぎ1/4個]
また、食塩の摂取量は、男性12.2g、女性10.5gと男女とも目標値(男性9g、女性7.5g)より多く、あと3gの減塩が必要です。日本人は7割を食塩そのものではなく、加工食品から摂取しています。食塩だけではなく、食塩が多く含まれている食品にも注意することが大切です。
注)“残さず食べましょう”が、あてはまらない場合もあります。
麺類の汁は塩分豊富。残すことを心がけましょう。
県民の1日あたりの歩数は、男性7692歩、女性6549歩と目標値(男性9000歩、女性8500歩)まで、あと1500歩(約15分)足りていません。
まずは、普段の生活の中で、今より15分多くからだを動かすことを心がけましょう。
注)上下階の移動は階段で。
高齢化が進むなか、健康寿命を延ばし、いつまでも元気で自分らしく過ごすためには、「毎日の生活習慣の積み重ね」が大切です。
日常生活の中の、ちょっとした気づきが健康づくりに繋がります。あなたや家族の未来のために、家庭や職場、地域で、今からできる健康づくりをはじめてみましょう!
生活習慣病の予防には、働く世代からの生活習慣の改善が欠かせません。県では、企業における優れた健康づくりの取組みを応援し、また、県内企業へ紹介・普及することを目的に、平成26年度に表彰制度を創設しました。皆さんの会社でも、受賞企業の取組みを参考に、できることからはじめてみませんか?
【第1回受賞企業】
(株)アイザック(魚津市)、(株)織田幸銅器(高岡市)、(株)ゴールドウインテクニカルセンター(小矢部市)、金剛薬品(株)(富山市)、富士ゼロックスマニュファクチュアリング(株)富山事業所(滑川市)、(株)ホクタテ(富山市)
【第2回受賞企業】
(株)広貫堂(富山市)、(株)タイワ精機(富山市)、(株)大和富山店(富山市)、(株)ラポージェ(氷見市)
この件のお問合せは
県健康課 TEL 076-444-3222
詳しくはとやま健康ラボ http://kenko-toyama.jp
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