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更新日:2021年3月23日
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高温や病気に強く、倒れにくい、食味もコシヒカリとは一味違った美味しさの「富山米」新品種。
その名称が「富富富(ふふふ)」に決まりました。今後、平成30年産からの本格販売に向けて、生産・販売戦略を検討していきます。
富山県産米については、平成27年・28年産のうるち玄米の1等比率が90%を超え、日本穀物検定協会の食味ランキングでは平成26年から3年連続「特A」に格付けされるなど、高い評価を得ています。しかしながら、本県産米の代表品種である「コシヒカリ」は草丈が長く倒伏しやすいことや、近年の温暖化傾向の中で品質が不安定なこと、いもち病に弱いなどの課題があります。また、激しい産地間競争が続いており、富山米のブランド力の強化を図るためにも、課題を克服しながら、美味しさを最大限に引き出した、生産者にも消費者にも喜ばれる新品種の開発が求められていました。
そこで県では、平成15年度から県農業研究所において遺伝子の特定やイネの交配などの研究に取り組み、26年度には約3千個体から16候補を選抜、27年度には3候補に絞り込み、28年度に現地実証や専門家による食味評価を踏まえて、最も優れた1系統を選抜しました。
炊き上がりがきれいで、しっかりとしたうまみと甘みがあり、香りがよいのが特徴です。また、生産面では、草丈が短く倒伏しにくいことや、高温に強く高品質が保てること、また、いもち病に強いため、農薬を減らした栽培が可能であることなど、安全・安心も届けられる品種です。
平成28年10月から1か月間、名称を募集しておりましたが、県内外からの9,411点ものご応募に心から感謝申し上げます。
平成29年3月、都内で名称発表会を開催し、県出身女優の室井滋さん、女子レスリング金メダリストの登坂絵莉さんにもPRにご協力いただきました。
平成29年度は、栽培技術の確立に向けた実証栽培を県内23か所の約7ヘクタールで実施し、秋に一部先行販売を行います。30年度からは一般栽培を開始し、いよいよ本格販売を始めます。
今後とも、「富富富」が全国の消費者及び生産者から愛され、本県を代表するブランド米として育つよう取り組んでまいります。
富山のことが大好きな方、富山のことをもっと知りたい方、笑顔が素敵な方、自分をもっと輝かせたい方、ぜひご応募ください!県内外で「食のとやまブランド」のPRキャンペーン等で活躍していただきます。
詳しくはHPをご覧ください。
HP 越中とやま食の王国 http://www.shoku-toyama.jp/
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