氷見地区の用水施設
氷見の用水は標高300~500mの低丘陵を水源とする小河川に依存していることから、その水量は少なく、農民は昔から用水の確保に苦労し、3,200余りのため池を築堤してきました。この氷見地区の用水の安定的な確保に寄与している代表的な施設を紹介します。
五位ダム
氷見市一円にまたがる約3,000haの水田や畑に利用する農業用水の補給を行うため、国営総合かんがい排水事業「氷見地区」により、一級河川子撫川に造成されたダムです。
- 形式:中心遮水ゾーン型ロックフィルダム
- 高さ:57.0m
- 長さ:230.0m
- ダムに貯まる水の量:880万立方メートル(東京ドーム約7杯分)
- 池の面積:57ha(東京ドームの約44倍)
桑院ため池
恒常的な水不足を解消するために、県営事業により築造され、昭和29年に完成しました。その後、五位ダムからの補給水も貯水し、約1,500haの農地にかんがいしている氷見市最大のため池です。
- 高さ:23.03m
- 長さ:85.55m
- 総貯水量:79万立方メートル
- 池の面積:17.5ha
近くの観光スポット
- ⇒とやま・ふくおか家族旅行村,,,,高岡市福岡町五位
五位ダム湖畔にあり、自然に囲まれたこの旅行村は、キャンプ場、プレイランド(マウンテンバイクコース)、サン・スポーツランドふくおか、湖岸を巡る自転車周遊コースなどのほか、パターゴルフ、キャンプ場、温泉宿泊施設が整備されています。
- ⇒稲葉山牧場
小矢部市の北部に位置する稲葉山(標高346.9m)の山頂から中腹にひろがる公共育成牧場で、乳牛の放牧場としてだけでなく、遊園地、キャンプ場、バーベキュー、売店等が設けられた自然の中の憩いの場
- ⇒宮島峡
小矢部市にある757ヘクタールにおよぶ県立自然公園。小ナイアガラと呼ばれる一の滝や、二の滝、観音滝、12体にも及ぶビーナス像群、こうり洞窟など、伝説と緑と渓流美にあふれています。