安全・安心情報
更新日:2021年4月2日
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消雪設備は、高齢化の進展や住民ニーズの高まりにより、年々増加しています。
降雪時にはこれらの設備が一斉に稼働し、市街地の一部では一時的に大幅な地下水位の低下がみられます。
このことから、粘土層が広く分布し、地下水の多量の揚水によって地盤沈下の発生が懸念される地域及びその周辺の地域において、地盤沈下の発生状況を把握するため、標記調査を実施しました。
なお、前回は平成22年度に調査しました。
55の水準点のうち、年間1mmを超える沈下がみられた地点は10点でした。
沈下量が比較的大きい地点は次のとおりです。(詳細は関連ファイル参照)
地点名 | 沈下量(7年間) (H22→H29) |
年間沈下量※ | 【参考】 前回調査結果(H22) 年間沈下量 |
---|---|---|---|
富山市鍋田 | 20 mm/7年 | 2.9 mm/年 | 2.3 mm/年 |
富山市平吹町 | 13 mm/7年 | 1.9 mm/年 | 0.6 mm/年 |
富山市針原新町 | 12 mm/7年 | 1.7 mm/年 | 1.5 mm/年 |
富山市手屋 | 11 mm/7年 | 1.6 mm/年 | 1.2 mm/年 |
富山市八人町 | 10 mm/7年 | 1.4 mm/年 | 0.7 mm/年 |
年間沈下量は、沈下量を調査間隔(7年)で除したもの。
地盤沈下に係る環境基準は設定されていませんが、環境省が「地盤沈下が確認された地域」として公表している「年間沈下量が10mm」を超える地点はなかったことから、問題が生じるレベルではないと考えられます。
引き続き地盤沈下の問題が生じない良好な状況を維持するため、今後も各種の地下水保全施策を推進してまいります。
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