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更新日:2024年10月28日
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美術館の一番奥、南側はなれに、茶室「墨光庵」があります。
この茶室は、数寄屋建築の第一人者であった中村外二棟梁(富山県小矢部市出身、明治39年-平成9年)が最晩年に手がけたもので、外二氏の没後、長男・義明氏が、郷里に優れた茶室を残したいという父の意志を受け継ぎ、完成させた本格的数寄屋建築です。
中村外二工務店の代表的な仕事は、戦前には「比叡山ホテル」、戦後には裏千家家元の茶室をはじめ、「大阪城西ノ丸庭園内茶室」、「伊勢神宮茶室」、「京都国際会館茶室」、南禅寺「何有荘」、「東山魁夷邸」などがあげられます。
また、「墨光庵」という茶室の庵号は、富山県砺波市出身の日本画家・下保昭氏(昭和2年-平成30年)によって命名されました。
「墨光庵」は、立礼席と八畳の間(座敷)からなり、周囲は四季折々の風情が楽しめる日本庭園となっています。
八畳の間の床柱は、正面に杢目が均等に出ている赤松が使用され、立礼席の床柱には、荒木の栗の原木が自然に近い状態で使用されています。
また、立礼席は、茶室建築には珍しく、障子窓の下部にガラスを用いるなど新しい感覚が加味されています。
障子はすべて石垣張りという特殊な張り方になっています。
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立礼席(椅子席)のため、どなたでも気軽にご利用いただけます。
【営業日】土日祝日、桜の開花時期、大型連休、お盆期間
【営業時間】午前11時~午後4時
【料金】呈茶代ひとり600円(抹茶+期間限定お菓子)
お菓子は展覧会や桜の開花時期など、時期によって変わります。
企画展にあわせたお菓子を考案しております。
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