国の登録有形文化財(建造物)の登録について
このたび国の文化審議会において、次の1か所1件の建造物が、国の登録有形文化財(建造物)として登録をするよう答申されましたので、ご案内します。
なお、県内の国の登録有形文化財(建造物)の件数は今回で80か所166件となる予定であり、砺波市では4か所9件目、若鶴酒造としては4件目の登録となります。(県内の主な国の登録有形文化財(建造物)…富山県庁舎本館、旧金岡家住宅)
登録の意義
- 所有者のみならず、県民が地域の身近な文化資産の価値や魅力を再発見するとともに、地域の宝として誇りを持って末永く保存・継承していくための契機となる。
- 地域固有の優れた歴史的・文化的な資源が保存されることで、地域づくりや観光などへのさらなる積極的な活用の推進につながることが期待される。
建造物の概要
名称
若鶴酒造昭和蔵鶴庫(わかつるしゅぞうしょうわぐらつるこ)
建築年代
昭和48年(1973年)
所在地
砺波市三郎丸
所有者
若鶴酒造株式会社
構造等
鉄筋コンクリート造3階建、屋上塔屋付、建築面積587平方メートル
特徴等
- 若鶴酒造は砺波平野の造り酒屋で、JR城端線油田駅西側の広大な敷地に位置する。明治43年(1910)に初代・稲垣小太郎が酒造株を継承し、大正7年(1918)に現在の若鶴酒造株式会社を設立。清酒のほか、焼酎やウイスキーなどを製造販売してきた。
- 若鶴酒造昭和蔵鶴庫は、昭和蔵松庫と並び建ち、戦後の清酒需要の増大に対応した、近代的で大規模な醸造施設。「近代的モデル清酒醸造蔵」(社史)として、昭和34年(1959)に建てられた昭和蔵松庫を踏襲したもので、鉄筋コンクリート造を活かした階高が高い大空間など、その造りにその思想がよく顕れている。
- 1・2階は仕込庫・貯蔵庫としての大空間が広がり、3階は麹室・配場となる。設計・施工は清水建設株式会社による。
- 令和7年に登録された大正蔵・三郎丸蒸留所・昭和蔵松庫とともに、本県における酒造業の発展を今に伝える施設として、地域の歴史的景観に寄与している。
写真(砺波市教育委員会提供)
