安全・安心情報
更新日:2021年2月24日
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無形民俗文化財のうち重要無形民俗文化財には指定されていないが、重要であったり、また重要有形民俗文化財の特質を理解するために特に必要なものについて、国が記録作成等の措置を行うべきとして選定したものです。富山県では、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として国の選定を受けたのは、次の行事等です。
2月初めの午の日に稲荷をまつる行事。県内では旧利賀村でのみ、1月15日の小正月に行われている。10人程の小学生の一団が村の家々を回り、まず神主に扮した子供が祝詞をあげ、続いて太鼓に合わせて、蚕ほめの唄を歌い二人の子供が入った小さなわら馬が踊り、養蚕の繁栄と家内安全を祈る。
収穫を終えた後で田の神を我が家に迎え、翌春家に留まった神をお送りするという行事。以前は広く行われていたものの最近ではあまり見られなくなっているが、越中では、田の神行事、えびす神、稼ぎの神行事などと呼ばれて伝承されている。これら各行事の細部には相違があるが、11月20日に田の神を迎えて丁重に饗応し、翌年1月20日に同様に饗応して田の神を送り出すことが共通している。この行事は目の前に神様が存在するかのように行われ、生業に対する感謝と願いを素朴に表現し、庶民信仰の実態と地域的特色をよく示している。
五箇山とは旧平村・旧上平村・旧利賀村の3村落の総称で、民謡の宝庫と言われている。
平家落人が作ったと言われ、祝儀の場で唄われる「麦屋節」、田舞・田楽がもとと言われる「筑子(こきりこ)節」など、永年、日常的に唄い継がれてきた民謡は歴史的風土的な背景を伝える貴重なものである。
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