高校生とやま県議会
高校生とやま県議会は、高校生の主体的な政治参加意識や地域社会へ参画する意識の向上を図ることを目的に平成28年度より実施しています。
9回目の開催となる令和7年度は、県内高等学校等の生徒会代表49名(2年生)が、テーマごとに6つの委員会に分かれて7月から話し合いを重ね、12月17日の本会議で「みんなのウェルビーイング向上」をテーマに意見発表をしました。
また、活動の中で、県政に関心を持ち政治への参加意識を高めるために、知事・県議会議員との意見交換会、関係課との懇談、議会傍聴を実施しました。
本会議に向けた大テーマ
みんなのウェルビーイング向上のために、高校生が考える「○○○」
各委員会で協議する分野
- 第1委員会 富山県の将来像
- 第2委員会 若者の県政参画を目指して
- 第3委員会 地域による城端線・氷見線の活性化
- 第4委員会 芸術文化の振興について
- 第5委員会 世界に発信したい富山の食~「とやまの食」魅力発信とブランド価値向上~
- 第6委員会 富山県の教育の振興について
第1回委員会活動
令和7年7月24日(木曜日)
- 開会式
- オリエンテーション
- 委員会活動(関係課との懇談を含む)
委員会活動

委員会での協議だけでなく、テーマ関係課の担当者との意見交換も実施しました。
第2回委員会活動
令和7年8月8日(金曜日)
- 知事との意見交換会
- 県議会議員との意見交換会
- 委員会活動
知事との意見交換会

高校生議員が、県政について知事に直接質問しました。知事も高校生議員に質問をしました。
県議会議員との意見交換会

委員会活動
委員会ごとに提案内容を協議中
第3回委員会活動
令和7年9月12日(金曜日)
議会傍聴

委員会活動


意見発表に向けて、委員会ごとに原稿・資料作成
本会議
令和7年12月17日(水曜日)
活動の集大成として、6つの委員会が県政に対する意見発表を行いました。
実際に県議会が行われている本会議場での発表に、緊張気味の高校生議員もいました。
県議会議長から激励のことばをいただいて、本会議はスタートしました。

第1委員会「セレクトヤマ ~来たい!住みたい!戻りたい!県に~」

「人と人がつながり選ばれる」富山(セレクトヤマ)を目指すための提案
- 働く場所の多様化(起業しやすい環境づくり)
- 地域コミュニティーの強化(つながりを強める地域活性化の仕掛けづくり)
- 公共施設の充実(廃校などを再利用して、様々な施設やフリースペースが備わった公共施設を設置)
県や学校に望むこと
- 空き家購入者や移住者に対する支援制度の充実
- 地域での世代を超えたつながりの場の拡大
- 学校で行う富山県の魅力や地域についての学習の機会の増加
- 廃校など使わなくなった公共施設を地域コミュニティーとしての再利用
自分たちにできること
- 地域行事に積極的に参加する(これから社会に出ていく世代として、人と人とをつなげるキーパーソンに)
- 積極的に公共施設を利用する
第2委員会「SNSで若者に伝える富山県の魅力」

県庁や県政を知るツールとなる県公式YouTubeチャンネル「DIVE!とやま」の高校生の認知度を高めるため、「高校生が知りたい内容に関する動画を増やし、高校生向けのコンテンツを増加させる」ことを提案
県や学校に望むこと
- 「DIVE!とやま」の視聴ターゲットである高校生向けの動画の増加
- 高校生が興味をもっている、県の施策に関する動画を多く作成
自分たちにできること
- 「DIVE!とやま」の高校生向け動画作成への協力(企画提案、構成、出演など)
- 「DIVE!とやま」の認知度向上に向けたPR活動
第3委員会「城端線・氷見線はみんなの足!~地域とつながり楽しく・便利に・快適に~」

城端線・氷見線が、地域の人々にとってより身近で使いやすい交通手段となり、観光と日常の両面で多くの人が行き交う路線になることを目指した提案
- 城端線・氷見線への関心を高めてもらうためのフォトコンテストを開催
- 二次交通のさらなる充実
県や学校に望むこと
- フォトコンテストなどのイベント支援を通した、県民の関心・参加意識の促進
- 自治体によるモビリティサービスへの支援強化
- 市をまたいだモビリティネットワークの構築
自分たちにできること
- 城端線・氷見線の現状や魅力を知り、身近な人に伝え、実際に利用し続けること
(地域の交通を支えるのは、行政だけでなく、そこに暮らす私たち一人ひとり。高校生として、利用し、発信し、支え続けていきたい。)
第4委員会「地元の文化を通したつながり ~芸術と文化を次の世代へ!~」

芸術文化を身近に感じられること、伝統文化が次世代に受け継がれること、芸術文化が地域の魅力向上につながることを目指した提案
- 県民の意見を表したモザイクアートの作成
- 多世代参加型の伝統文化の体験イベント
- 学校教育での伝統文化を継承するシステムの構築
- 富山県の伝統工芸品を使ったグッズの開発
県や学校に望むこと
- モザイクアートを制作する場所や展示できる設置場所の確保
- 伝統文化イベントの開催に向けて、職人の方々や地元企業との連携や、SNS等の広報活動
- 学校教育での伝統文化継承を意識したシステムの構築
- 開発した伝統工芸品のグッズの幅広い販売への協力
自分たちにできること
- モザイクアートのイラストの提案
- 文化祭や学校行事で、工芸紹介コーナーを設けたり、オリジナルキャラクターやグッズを企画したりして、伝統文化を親しみやすく伝えること
- 地元の伝統工芸品について調べたり、体験したりして魅力を知り、SNSなどで紹介
第5委員会「若者に届け!とやまの食文化」

若者が富山の食文化について「食べる」「作る」という実体験を通して「語れる」富山県を目指すための提案
- 富山の郷土料理弁当を高校生に配布
- 高校での郷土料理の調理体験イベント
県や学校に望むこと
- 富山の郷土料理を詰めたお弁当の考案
- 若者と協力して、富山の郷土料理をSNSで発信
自分たちにできること
- 学校生活の中で富山の食文化を伝える活動(同年代の人たちが富山の郷土料理に興味を持つきっかけ作り)
第6委員会「『したい』ができる教育」

子どもの主体性を尊重することや、自分のペースや方法で学ぶことができる環境が必要だと考え、子どもの「したい」が実現できる教育を目指しての提案
- 先生と生徒が一対一で話し合う機会の充実
- 高校と大学・企業・スポーツチーム等が協働する合同プロジェクトの立ち上げ
- 授業の少人数制
県や学校に望むこと
- 生徒が一番相談しやすい先生との面談時間を増やすため、先生の業務負担軽減
- 学校と地域の合同プロジェクト立ち上げへの協力
- 授業に関わる先生を増やし、授業体制を支援
- 教員や生徒へのICTリテラシーやAIの効率的な使い方などを学ぶ場の提供
自分たちにできること
- 県内の大学・企業・スポーツチーム等について事前に調べ、関心を高めたり、県内でできることを知る機会としたりする
- タブレットやPCでの個別学習システムの活用
委員長報告
委員会の意見発表について、各委員長が知事に報告
知事講評

高校生議員の意見発表について、知事から講評をいただきました。
「6つの提案はダイバーシティを重んじる県政運営にとって貴重な意見であり、県庁職員1万6千人で共有し、今後の政策に反映していきたい」との言葉もいただきました。
事後活動
高校生議員は、この経験を他の高校生に広めるため、各学校で事後活動にも取り組んでいます。その一部を掲載します。
- 今回の取組みを学校新聞や生徒会誌に掲載
- 全校集会で本議会の報告会を実施
- 活動内容や自分たちの委員会で発表した提案・「自分たちにできること」などをまとめたものを作成し、校内掲示
- 今回学んだ県民の意見を政治に反映させるという活動をオマージュして、学校で生徒の意見を吸い上げて学校生活に反映させる仕組みづくりを行う予定
令和6年度高校生とやま県議会
令和5年度高校生とやま県議会
令和4年度高校生とやま県議会