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トップページ > 県土づくり > 上下水道・電気 > 下水道 > 下水道の役割と種類・下水道資源の有効活用等について > 下水道資源の有効利用 1.下水処理水の有効利用
更新日:2021年2月24日
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下水道資源や処理場等の下水道施設を有効利用することによって、省エネ・リサイクル社会の実現、雪に強く、潤いのあるまちづくりの実現等に向けて大きな役割が期待されています。
下水処理水資源の木
射水市堀岡地区では、神通川左岸浄化センターの高度処理水を利用して、せせらぎ水路を整備しています。
水のある風景は、人を和せ、格好の散歩コースとして、地域の方に喜ばれています。
また、高度処理水の水質を直接確かめて頂けますので、地域の方の処理場に対する信頼感を作り出していくのに大いに役立っています。
せせらぎ水路状況
せせらぎ平面図の画像もございます。
※関連ファイルをご覧下さい。
せせらぎ水路構造図
市内各所で地下水が自噴する黒部市では、水にこだわるふるさとづくりを推進しています。その一環として浄化センターを、人が汚した水をきれいにし、再び自然に返す水サイクルのシンボルとして位置付け、アクアパークモデル事業により、処理水を再利用した幅121mの人工滝、せせらぎ水路を整備しました。
希少な淡水魚トミヨが営巣する人工滝と、メダカやトンボ、鴨や雉などが生息するせせらぎ水路が、水辺の植物や周辺の木立と調和して、水と緑の親水空間を創り出し、「きららの滝」の愛称で広く市民に利用され親しまれています。
きららの滝
ゆららの滝
水遊びをしている子供たち
しくみ
平面図
地下水を利用した消雪装置については、最近特にその水源確保が困難となってきているため、処理場から排水された処理水を消雪装置の水源として利用しています。
神通川左岸流域下水道神通川左岸浄化センターの放流水を利用した消雪状況(国道415号射水市堀岡古明神)
国道415号射水市本江
富山市浜黒崎浄化センターの放流水を利用した消雪状況
魚津市は富山県東部に位置し、冬期間は北陸特有の湿った重い雪が降り、屋根の雪下ろしや生活道路除雪も日常的に行なわれています。市街地では除雪した雪の捨て場の確保ができず、ほとんどの処理を道路側溝等への投雪に頼っているのが現状です。
市内の重要な幹線道路の県道魚津停車場線、市道臨港線、県道沓掛魚津線に沿う流雪溝には、冬期間海水を送水し、融雪・流雪を行なっています。しかし、海水中の浮遊物がポンプ施設に混入したり、温度が低く十分な融雪効果が得られず、流雪溝へ排泄された雪が水路を遮断し、海水が溢れ出すこともしばしばあり、車両交通や歩行者の通行等の冬季の住民生活に支障をきたしていました。
このような状態を解消するため、水源を海水に比べ、水温が高く融雪・流雪能力に優れる下水処理水に切り替え、下水処理水の有効利用と施設の機能向上を図る事業である、新世代下水道支援事業制度のリサイクル推進事業(再生資源活用型)として、平成15年度に事業採択され、平成18年度に送水ポンプ、送水管等が供用開始になりました。
魚津流雪図
流雪溝があふれて、道路が冠水している状況
流雪状況
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