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更新日:2021年2月24日
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「水と緑といのちの森を永遠に」
有峰で森林保全や発電事業に従事している人々とともに、有峰から恩恵を受けている人々や有峰を愛する人々が、有峰を守り、学び、次の世代に引き継いでいくことが、有峰森林文化村の願いである。
有峰を俗化させてはならないという思いは、県民はもとより電源開発に携わってきた人々の間に、今日まで脈々と継承されてきた。
私たちは、有峰の自然から受ける恵みを何の意識もなく享受してきた。しかし、森林美と静寂にあふれた有峰の自然に向き合えば向き合うほど、心身が安らぎ、そして元気がわきだしてくる。さらには、「植物も動物もみな同じ命であって、共生しつつ、永遠に循環している」ということが、胸にすっと入ってくる。
こうしたことから、21世紀を迎えた今、「水と緑といのちの森を永遠に」を、基本理念として掲げる。
有峰には、保養、散策、森林環境学習、登山、キャンプなど多様な目的で多くの人々が訪れるし、森林保全、水力発電などの事業に携わっている人々もいる。
また、有峰及び亀谷には、富山県、北陸電力、大山町がそれぞれ施設を持っており、それぞれが様々な展示、相談や講座等を実施している。
これらをより発展させるため、基本理念に賛同し、何らかの活動をしようとする多くの人々がつながり、活動する仕組みを有峰森林文化村とする。
区域は、有峰県立自然公園の区域とする。なお、活動は薬師岳・奥黒部地域、立山カルデラ地域、立山山麓地域等と連携して行うものとする。
村民とは、有峰を愛し、基本理念に賛同し、何らかの活動をしようとする人をいう。
村は、来訪者を村民として暖かく迎えるとともに、来訪者に有峰の価値を共有してもらうよう努めるものとする。
村民は、自ら企画、立案して村で実施する様々な活動や、村での森林保全、行事、情報提供に対する提言、村で開かれる個々の行事などに参画することができる。
有峰村民とは、村民のうち、特に、次のような積極的な活動をしようとすることを森林文化村会議に届け出た人をいう。とりわけ、有峰の恩恵に浴している下流域の人々に届出を働きかける。
有峰村民には、村民証を交付するものとする。
届出及びその後の情報交換は、インターネットを利用して行うことを基本とする。有峰村民には、積極的な活動のため村のメールマガジンを送る。また、ありみネットを通じて有峰村民相互の交流を広げてもらうこととする。
富山県、大山町及び北陸電力株式会社(以下、「三者」という。)を構成員とする有峰森林文化村会議を置く。森林文化村会議は、3頁の図に掲げる固有事務及び企画調整事務を行う。
森林文化村会議の事務局は、富山県に置く。事務局には、企画調整能力を備えた職員の配置に努める。
三者は、森林保全、行事、情報提供など、村の運営にあたっての基本的な方針を定めるとともに、諸活動が基本理念に沿って適切に行われるよう提言するため、有峰森林文化村懇話会を置く。
懇話会は、学識経験者で構成する。
活動組織とは、有峰村民が積極的な活動を自主的に展開する組織をいう。
活動組織が希望する場合には、森林文化村会議に届け出をしてもらう。
森林文化村会議は、活動組織の結成やその活動を支援する。
三者は、村の象徴的な存在として村長を置くことができる。
村の憲章は、公募による優秀作品を参考にして定める。
また、村のシンボルマークは、コンペして定める。
村の運営は、村民の自主的な活動に加え、三者の支援により一体的に行う。このため、森林文化村会議において具体的な事業内容等について協議し、円滑な運営に努める。
なお、それらの施設の管理や、有峰で行われる森林文化活動の支援等の事務事業は、社団法人富山県森林公社に委託し、来訪者に対するサービスの向上を図っていく。
三者は、有峰森林文化村の仕組みを規約として定める。
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