安全・安心情報
更新日:2024年11月15日
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富山県の冬は、西高東低の冬型の気圧配置となって始まります。
冬、シベリア大陸にある冷えきった空気は高気圧になって南東に流れ出します。これが冬の季節風です。流れ出した季節風(冷たく乾いた空気)は日本海を通りますが、対馬暖流が流れて暖かいため、乾いた空気が下層から暖められ、水蒸気を存分に吸収します。すると下層の空気は上昇し、まず小さな積雲をつくり、これが次第に筋状の雲へと発達していくのです。
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H18年1月4日西高東低の気圧配置天気図
(資料提供:気象庁ホームページより)
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季節風
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冬の季節風は一般に北西とされていますが、富山県の多くの地域は南寄りの風が吹きます。これは、北西季節風の下層が県南東部の山岳にぶつかって逃げ場を失い、そこに空気がたまって局地的な高気圧ができるという、本県の山岳地形によるものと考えられています。
大雪となりやすいのは12月後半から2月前半までの期間です。富山市内での初雪は、平年は11月末から12月初めにかけてで、また雪が降る日は、年間50日余りです。
近年、暖冬傾向が続いていますが、過去に38豪雪、56豪雪、59豪雪、そして平成18年豪雪(PDF:1,934KB)などの豪雪を経験してきました。
富山県と他の道府県庁所在地の降雪量や最深積雪、雪日数を比較します。
冬の日々の暮らしの中で、人々が創り上げてきた数々の雪の文化ですが、その中には多くの生活の知恵や工夫が詰め込まれています。
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