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更新日:2024年8月19日
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仲間との遊びの中でさまざまな体験を通じて、人とかかわる力がより確かなものに育っていく時期です。子どもたちの遊びの中では、様々なぶつかり合いが生じます。そのような中で子どもは、自分の要求がはっきりすると同時に、自分と同じ要求をもっている相手のことも見えてきます。自分と相手を知ることが、こうした小さな出来事の中にあることを見逃さないようにしたいものです。また、人と力を合わせて取り組む楽しさがわかると、同じめあてをもって同じ方向に歩き始めます。
子どもは、人に対する興味・関心が高まり、心がいきいきと働いている時にそれがことばとなって表れるのです。そして言ったことを受け止め聞いてもらえると次々に話したい気持ちになります。まずは、子どもの様子をあたたかく見守りましょう。そして子どもの行動や話しかけに乗って、「面白いこと見つけたのね」「ふーん、そうなのね」などと子どもと同じ立場に立って思いを共有してみましょう。子どもの何気ないつぶやきやたどたどしいことばに耳を傾け、不完全なことばを補ってあげましょう。また、子どもの思いを的確に判断し、いけないことは忍耐強くわかるように話して次第にきちんと理解させていくことも必要です。
<ことばを育てるポイント>
【かけがえのない自分の確認】
子どもは、一緒に考え自分を受け入れてくれる父や母を求めています。さらには、「大事に育てられているんだ」という愛の実感を求めているようです。
【豊かな心を育てよう】
誠意ある態度こそが、子どもの知的好奇心や探究心を育て、それにも増して、両親への信頼や、ひいては人間への信頼感を育てます。
【気づきから行動へ!】
子どもの人間形成は絶えず親の影響を受けています。この影響を受ける年齢が3歳未満と言われています。子どもの情緒安定の場として最もふさわしいのは両親の膝の上です。眠くなったとき、疲れたとき、不安なとき、驚いたときなど、親の膝の上でしっかり抱かれることは、子どもの心に安心感を与え、情緒の安定に導きます。そして親に対する信頼感が心に刻まれます。からだで表現する「甘え」も幼児の不安解消のひとつの手だてです。スキンシップを大いに活用して、親子のきずなを深めましょう。
夜は早めにテレビを消し、お子さんにもお話しや、絵本の読み聞かせなどして、早く寝かせるようにしましょう。朝は大変あわただしいので、前日の残り物を活用するとか、夕食の後に準備しておくといった工夫が大切です。バランスのよい朝食を食べることによって体温が上昇し、脳の働きも活発になります。更に朝の排便を習慣づけて、笑顔で送り出しましょう。
言葉の発達が遅いと思われるお子さんには、以下のようなことに注意して接してください。
言葉の発達には、個人差があります。
しかし、中には難聴や発達障害のために言葉の発達が遅れる場合もあるので、音や声に対する反応がおかしい、幼児期後半になって赤ちゃん言葉である、対人関係や行動の発達にも問題があるなどの兆候が見られるようなら、保健センターや保健所の保健師さんや小児科医などに相談してください。
まず、ひとりで遊ぶことの大切さを認めて下さい。これを否定的に見て無理に外につれ出して、友だちと遊ばせようとすると、お子さんはいよいよひとり遊びにこだわります。ひとり遊びは、幼児期からさらに思春期以降まで続き、自分で考え、自分で行動する自立のために必要な働きを果たしています。お子さんは絵を描いたり、ゲームをしたりすることがおもしろいようです。ひとり遊びをするには興味がなくては自主的に遊ぶことはできません。また、親子で戸外のひろびろとした空間の心地よさを味わってみましょう。自然の草花や小動物がきっかけとなって、戸外の楽しさを知ることが多いものです。社会性というのは、誰とでも仲良く遊べるつきあい上手なこととは違います。ひとり遊びを歩んだ子どもどうしが集団生活をすることによって、他の友だちが自分と同じ価値を持って存在していることを知ることが社会性といえます。
世の中には運動ぎらいや苦手の人が大勢おり、その人たちが幸せに生きていけないなどということはないということを認識しましょう。運動的な遊びの興味や関心を育てるために、手近な新聞紙やタオルなどを遊具にして丸めて投げたり、蹴っ飛ばしたり、振ったりして日常生活での活動の機会をはかり親子で一緒に楽しんで下さい。子どもが活動をする挑戦への基礎は、安心感や自信に裏づけられた楽しさにあると考えられます。
こんな時、子どもの心が急にみえなくなってしまったような無力感に襲われてしまいますね。今まで母親の思うように動いてくれたわが子が、憑かれたように暴れて自分の手から離れていく不安は大変なものです。一般的な行動ではないので、母親の心は揺れます。何か心に異常があるのでないかと疑い始めるとそれだけで対応がぎくしゃくします。まず、落ち着いてお子さんを抱き締め、背を静かにさすってあげ、呼吸の静まりを待ちましょう。言葉はいりません。こんなとき、あわてて「どうしたの?お母さんのどこが悪いの?」とか「黙りなさい。みんな見ているでしょう。お母さん恥ずかしくて。お母さんあなたを置いてどっかへ行ってしまいたい。」といった言葉を機関銃のように発したくなりますが、ぐっとこらえましょう。「大丈夫。お母さんが付いていますよ。」という気持ちで、無言で体でメッセージを送る感じで抱き締めましょう。しばらくすると、けろっとして落ち着くことが多いのです。それでも収まらず長期化する場合は、ためらわず相談機関を尋ねましょう。
今までとのギャップにとまどい赤ちゃんがえりをしたのかもしれません。あせらず、今の状態を見守りましょう。お母さんがお子さんをそのまま受けとめ、園の先生方を信じていきましょう。きっと、元気な声が聞かれるようになるでしょう。
理屈でお兄ちゃんになったとわかっても、急にお母さんの関心が自分から離れ、弟に移っていったことは納得いかないことでしょう。まず、言葉で理解させようとしないことから始めましょう。今まで通りお母さんはあなたを愛しているよ、ということを全身で表現しましょう。どんなに忙しくても、一瞬でいいから優しい眼差しを投げかけるだけでいいのです。ぎゅっと抱きしめてあげる一瞬があれば、あとは我慢できます。そして、ちょっとしたお手伝いを頼んで「助かったわ。やっぱりお兄ちゃんね」と頼もしそうに存在を認めてあげましょう。
意識させないこと、直そうと焦らないことが大切です。幼児の吃音は「言葉に関係したいくつかの筋肉がひきつけを起こしたために生じた会話のリズム障害」といえます。幼児の吃音は、2歳から5歳の頃、どちらかというと男の子に多くあらわれます。子どもの場合は、心理的な緊張や注意を向けられることによって起こるものと考えられます。子どもの話を落ち着いて聞いてあげ、言葉に詰まったら「そうね、それからどうしたの」とゆっくり聞いてあげましょう。お母さんの心からのゆっくりした対応、「そのままでいいのよ」という優しさがゆっくり話すようにいざないます。
とってもすばらしいお子さんだと思います。泥の中に虫を見つけたり、名も知らない花を見つけたとき、どういう名前かなと関心をもったり、自分で名前を考えたりすることは、思考力や洞察力を育てます。自然にふれることによって、豊かな表現力も培われます。また生きものを飼育することは、毎日の餌やりなどの世話をとおして、やさしさや思いやりの心を育てることにもつながります。不幸にして死なせてしまったときには、お子さんと一緒にお墓を作ったり、花を飾ったりしながら、お星様になった小さな生命の大切さについて語り合いましょう。
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