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更新日:2021年2月24日
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妊婦さんの健康ぐあいや、お腹の赤ちゃんの育ちぐあいをみるため、身体測定や血液・血圧・尿などの検査をします。特に、貧血、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの病気は、お腹の赤ちゃんの発育に影響し、母体の健康を損なうことがあります。妊婦健診を受けることで、病気などに早く気づき、早く対応することができます。
厚生労働省では、14回分の妊婦健康診査として次のようなスケジュール内容を例示しています。あくまでも標準的なものですので、特に「必要に応じて行う医学的検査」の内容は、医療機関等の方針、妊婦さんと赤ちゃんの健康状態に基づく主治医の判断などによって実際には様々です。より主体的に受診して頂くために、標準的な妊婦健康診査の例をご紹介します。
富山県内の妊婦一般健康診査実施機関はこちらをご覧ください。
検査名 | 内容 | |
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尿検査・血圧測定 | 血圧の上昇、蛋白尿や尿糖の有無により、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの病気を早期に発見します。簡単な検査で、多くの情報を得ることができます。 | |
体重測定 | 妊娠中は、体格に応じた適度な体重増加が必要です。体重の増え方が、著しく多い場合は、妊娠高血圧症候群等、著しく少ない場合は、赤ちゃんの発育が順調ではない可能性などが考えられます。毎回測定して、前回までの体重と比較します。 | |
腹囲・子宮底長測定 | 腹囲は、おへその位置で、おなかの周囲をメジャーで計測します。子宮底長は、恥骨の上から子宮の上端までの長さをメジャー出計測します。子宮が妊娠週数うに応じて大きくなっているかどうかを確認します。 | |
血液検査 | 血液型 | ABO血液型とRh式血液型を調べて、赤ちゃんとの「血液型不適合」を早期発見し、対応できるよう準備します。また、もしもの時の輸血のための検査にもなります。 |
不規則抗体 | 妊婦さんに「不規則抗体」があると、赤ちゃんが黄疸になる可能性がありますので、その時に備えて検査をしておきます。 | |
血算 | 貧血の予防のため、またはお産の時の出血のリスクなどを考え、あらかじめ貧血や血小板減少などの異常がないかを確認しておきます。 | |
血糖 | 妊娠中の糖尿病は、妊婦さんと赤ちゃんの両方に影響があります。妊娠糖尿病がわかれば、早い時期から血糖コントロールを行います。 | |
風疹ウイルス抗体 | 妊婦さんが妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんに影響を与えることがあるため、風疹に対する抗体の有無を調べます。抗体がない場合は、感染しないように注意することが必要です。(妊娠前に検査をして、予防接種を受けておくことが、より重要です。) | |
HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルスー1)抗体 | 妊婦さんがこのウイルスを持っていると母乳を介するなどして赤ちゃんがHTLV-1に感染する可能性があります。妊婦さんに感染がある場合、授乳方法を工夫することによって、赤ちゃんがHTLV-1に感染する可能性を低くできることがわかっています。このため、検査して、ウイルスの有無を調べます。 | |
その他の感染症 | B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒などの感染の有無を調べます。感染がある場合は、赤ちゃんへの感染を予防するための処置を行います。 | |
超音波検査(エコー検査) | お腹の上や、膣内から超音波をあてることで、おなかの中の様子が画像になって現れます。妊娠初期の検査では、赤ちゃんの大きさから妊娠週数がわかります。その後の検査では、赤ちゃんの発育状況や、胎盤の位置、羊水量などがわかります。 | |
性器クラミシ゛ア・B群溶血性レンサ球菌 | 赤ちゃんが産道を通るときに感染する最近です。膣内の粘液を面貌でとり、検査します。感染している場合は、赤ちゃんへの感染を防ぐために、必要な処置を行います。 |
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